君がいるセカイ、君のいない世界。

(せかいにぼくのいばしょはないあさはきらいなんだ)

世界に僕の居場所は無い　朝は嫌いなんだ

(きみのいないげんじつがひどくさむいから)

君のいない現実がひどく寒いから

(かがみのむこうとこっちじゃこいはみのらない)

鏡の向こうとこっちじゃ恋は実らない

(きめられたせりふでくりかえすぷろぐらむ)

決められた台詞で繰り返すプログラム

(かなわなくてもけっしてとどかなくても)

叶わなくても決して届かなくても

(ぼくにはきみがみえるよ)

僕には君が見えるよ

(こわれかけのせかいにたったひとつのひだまり)

壊れかけの世界にたった一つの陽だまり

(きせきをねがうならいっしゅんでもいい)

奇跡を願うなら　一瞬でもいい

(きみにふれたいつたえたい)

君に触れたい　伝えたい

(そしてしりたいひとがよりそういみを)

そして知りたい　人が寄り添う意味を

(とおくとおくはかないぴくせるのかなた)

遠く遠く儚いピクセルの彼方

(こどうはひとつだけもしもきみがそこにいたなら)

鼓動は一つだけ　もしも君がそこにいたなら

(ねがいはりゅうせいにのりふいにはたされる)

願いは流星に乗り　不意に果たされる

(あさがそらをそめるまでこどうはふたつ)

朝が空を染めるまで　鼓動は二つ

(あなたのこえがとどいたよせかいのだれより)

あなたの声が届いたよ、世界の誰より

(ぼくのしらないせりふでぼくだけにきみがいう)

僕の知らない台詞で　僕だけに君が言う

(とどくはずのないあなたのこえがわたしにこころとじかんをくれた)

届くはずのない　あなたの声が私に　心と時間をくれた

(よあけがちかいきせきはふたりをまってくれない)

夜明けが近い　奇跡は二人を待ってくれない

(つたえなきゃいけないことがある)

伝えなきゃいけない事がある

(きみにあえてよかった)

君に会えてよかった

(そんなせりふさえむねがつかえていいだせない)

そんな台詞さえ胸がつかえて言い出せない

(とおくとおくはかないぴくせるをこえて)

遠く遠く儚いピクセルを超えて

(そのりょうてがぼくをそっとだきしめてた)

その両手が　僕をそっと抱きしめてた

(あさがそらをそめきってきみのいないへや)

朝が空を染めきって　君のいない部屋

(だけどすこしいとしくて)

だけど少し愛しくて

(とおいとおいかなたのきみがくれた)

遠い遠い彼方の君がくれた

(このぬくもりもうさむくない)

このぬくもり　もう寒くない

(こどうはひとつだけだけどきみはそこにいたんだ)

鼓動は一つだけ　だけど君はそこにいたんだ