四季折の羽
*鍵括弧、句読点は全て省略しました。
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | きつねやコオリ | 4050 | C | 4.3 | 93.1% | 288.1 | 1260 | 93 | 45 | 2024/12/21 |
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歌詞(問題文)
(まいおちるこなゆきが)
舞い落ちる粉雪が
(やまのせをしろくそめる)
山の背を白く染める
(さびれたむらのあばらやで)
寂れた村の あばら家で
(ふたりみをよせあうふゆのよる)
二人 身を寄せ合う 冬の夜
(であったひもゆきだった)
「出会った日も 雪だった」
(あなたがほほえみつぶやく)
あなたが 微笑みつぶやく
(いろりびにほてったかおを)
囲炉裏火に火照った顔を
(おおきなそでのかげにかくした)
大きな袖の影に隠した
(はるのおとずれを)
春の訪れを
(いぶきのよろこびさえずるとりたちとうたう)
息吹の歓び さえずる鳥達と 歌う
(きれいなこえだねとあなたがいった)
「綺麗な声だね」と あなたが言った
(ただそれがそのことばがうれしくて)
ただそれが その言葉が 嬉しくて
(いつかきれいなこえがでなくなっても)
「いつか 綺麗な声が出なくなっても
(それでもわたしをあいしてくれますか)
それでも 私を愛してくれますか?」
(あたりまえだよってやさしくわらい)
「当たり前だよ」って 優しく笑い
(そっとおおきなてがほおをなでた)
そっと 大きな手が頬を撫でた
(あおばてるなつのごご)
青葉照る 夏の午後
(あなたがやまいにたおれた)
あなたが病に倒れた
(まずしいめおとぐらしでは)
貧しい夫婦暮らしでは
(あなたをなおすくすりはかえない)
あなたを治す薬は 買えない
(あくるひもあくるひも)
明くる日も 明くる日も
(ただひたすらにはたをおる)
ただ ひたすらに機を織る
(はかなきもみじのはのように)
儚き紅葉の葉のように
(あなたのいのちをちらせはしない)
あなたの命を 散らせはしない
(きせつはながれて)
季節は流れて
(なつのおわりをつげるすずむしがりんとなく)
夏の終わりを告げる鈴虫が リン と鳴く
(きれいなゆびだねときずだらけのてをにぎるそのてが)
「綺麗な指だね」と 傷だらけの手を握る その手が
(あまりにもつめたくて)
あまりにも冷たくて…
(いつかきれいなゆびがなくなっても)
「いつか綺麗な指がなくなっても
(それでもわたしをあいしてくれますか)
それでも私を愛してくれますか?」
(あたりまえだよってせきこみながら)
「当たり前だよ」って 咳き込みながら
(いたむゆびをおおきなてがつつんだ)
痛む指を 大きな手が包んだ
(ひるもよるもはたをおりつづけて)
昼も夜も 機を織り続けて
(はやくはやくくすりをかわなければ)
早く早く 薬を買わなければ…
(もうすこしあとすこしもみじがちるまえに)
もう少し あと少し 紅葉が散る前に
(このゆびがとまるまでこのはねがつきるまで)
この指が止まるまで… この羽が 尽きるまで…
(いつかわたしがひとじゃなくなっても)
「いつか 私がヒトじゃなくなっても
(あなたはわたしをあいしてくれますか)
あなたは 私を愛してくれますか?」
(こわくてしんじつはつげられぬまま)
怖くて真実は告げられぬまま
(そっとひとりさいごのはねをおり)
そっと ひとり 最後の羽を折り…
(あたりまえだよってぼくはわらい)
「当たり前だよ」って 僕は笑い
(つばさをなくしたきみをだきしめいった)
翼をなくした君を抱きしめ 言った
(きれいにはばたいたあのひのつるを)
綺麗に羽ばたいた あの日の鶴を
(ずっといまでもおぼえているよ)
ずっと 今でも覚えているよ
(そしてかわらずきみをあいしてるよ)
そして 変わらず君を 愛してるよ