last song〜涙の海へ〜

(さざなみゆらめくしずかなよる)

漣　揺らめく　静かな夜

(はかないいのちのせつないこどうをきいた)

儚い命の　切ない　鼓動を聴いた

(あやかしのつきにひきよせられたの)

あやかしの月に　引き寄せられたの

(このめにうつったせつなに)

この目に映った刹那に

(いろづいていくわせかいをのみこんで)

色づいていくわ　世界を飲み込んで

(ふかいうみのそこをてらしだす)

深い　海の底を照らしだす

(あなたのひかりにみちびかれ)

あなたの光に　導かれ

(ああうんめいのこどうのおとを)

ああ　運命の鼓動の音を

(はるかうみのはてできいたわ)

遥か　海の果てで聴いたわ

(あなたにふれたそのせつなから)

あなたに触れた　その刹那から

(わたしのこえはうばわれていった)

私の声は奪われていった

(このうみをこえてあなたのもとへ)

この海を　超えて　あなたの元へ

(ちかくにいたくてただそれだけでいい)

近くに居たくて　ただ　それだけでいい

(ほかにはなにもいらないわ)

ほかには　何も　いらないわ

(こんなおもいはしらなかったの)

こんな想いは　知らなかったの

(なにもかもしあわせにかんじている)

何もかも　幸せに感じている

(ああうんめいはひいてはよせる)

ああ　運命は　引いては寄せる

(なみのようにまわりつづける)

波のように　廻り続ける

(わたしのこえがとどいているなら)

私の声が　届いているなら

(このままくちはててもいい)

このまま　朽ち果ててもいい

(ああかなうならわたしのために)

ああ　叶うなら　私のために

(ひとしずくをそそいでこのうみへ)

一滴を注いで　この海へ

(なみだのうみにつつまれたなら)

涙の海に包まれたなら

(このおもいはとわにきえはしないわ)

この想いは永遠に消えはしないわ

(ああひとつぶのあわになっても)

ああ　一粒の泡になっても

(あなたをおもいうたいつづける)

あなたを想い　歌い続ける

(あまくせつないあいのうたを)

甘く　切ない　愛の歌を

(さざなみにのせてあなたのもとへ)

漣に乗せて　あなたのもとへ