夢追いバク

(きみはまいばんのようにうなされてる)

君は毎晩のように魘されてる

(からまっていきづまって)

絡まって行き詰まって

(ほどけなくなったあのときのこと)

ほどけなくなったあの時のこと

(いまでもゆめにみるんでしょだって)

今でも夢に見るんでしょ、だって

(きみはだいじょうぶってわらうけど)

君は「大丈夫」って笑うけど

(ぼくはしってるばくはしってる)

僕は知ってる　バクは知ってる

(きみがよべばいつだって)

君が呼べばいつだって

(ぼくはとびこんでゆくよ)

僕は飛び込んでゆくよ

(はやくゆめからさめてこっちへおいでよ)

早く夢から覚めてこっちへおいでよ

(ぜんぶぜんぶぜんぶ)

ぜんぶ　ぜんぶ　ぜんぶ

(なんでもなかったことにしてさ)

なんでもなかったことにしてさ

(わすれられないときは)

忘れられない時は

(ぼくをよんでよ)

僕を呼んでよ

(ぜんぶぜんぶぜんぶ)

ぜんぶ　ぜんぶ　ぜんぶ

(たべてあげるけしてあげるから)

食べてあげる　消してあげる　から

(ぼくのすみかはきみのゆめのそと)

僕の住処は君の夢の外

(ごめんねほんとはね)

ごめんね　ほんとはね

(ゆめのなかになんていれないんだ)

夢の中になんて入れないんだ

(いまでもゆめをみるんでしょだって)

今でも夢を見るんでしょ、だって

(きみがよんでるのはべつのだれか)

君が呼んでるのは別の誰か

(ぼくはしってるばくはしってる)

僕は知ってる　バクは知ってる

(きみがよべばいつだって)

君が呼べばいつだって

(ぼくはきみにばくになるのに)

僕は君にバクになるのに

(ぼくはしってるばくはしってる)

僕は知ってる　バクは知ってる

(ぼくじゃだめみたい)

僕じゃ駄目みたい

(ぼくじゃとどかない)

僕じゃ届かない

(はやくゆめからさめて)

早く夢から覚めて

(こっちへおいでよ)

こっちへおいでよ

(ぜんぶぜんぶぜんぶ)

ぜんぶ　ぜんぶ　ぜんぶ

(わるいゆめをみていただけ)

悪い夢を見ていただけ

(つかれきっちゃったときは)

疲れ切っちゃったときは

(ぼくをよんでよ)

僕を呼んでよ

(ぜんぶぜんぶぜんぶ)

ぜんぶ　ぜんぶ　ぜんぶ

(たべてあげるけしてあげるから)

食べてあげる　消してあげる　から

(うそつきなんていわないで)

「うそつき！」なんて言わないで

(これでもせいいっぱいなの)

これでも精一杯なの

(だからせめてだからせめて)

だからせめて　だからせめて

(ゆめのそとからだけでも)

夢の外からだけでも

(きみがめをさますまで)

君が目を覚ますまで

(みみをすませているから)

耳を澄ませているから

(ぼくをよんでばくをよんで)

僕を呼んで　バクを呼んで

(ぼくをよんでばくをよんで)

僕を呼んで　バクを呼んで