プラタナス / nowisee

(ぼくのなかにうまれたきみがいつのまにか)

僕の中に生まれた君がいつの間にか

(ぼくをもってあるきはじめたしめいをさがしはじめていた)

『僕』をもって歩き始めた使命を探し始めていた

(めざめたときはいつだってきおくはすがたけしてる)

目覚めたときはいつだって記憶は姿消してる

(ぷらたなすのはのざわめきが)

プラタナスの葉のざわめきが

(このむねおよいではとなっている)

この胸泳いでは唱っている

(かこもみらいもあてもないけどいまこのしゅんかんだけがあればいい)

過去も未来も宛ても無いけど今この瞬間だけがあればいい

(のみこんできたなみだのおもさにたえるじしんはもうない)

呑み込んできた涙の重さに耐える自信はもう無い

(きみにであったから)

君に出逢ったから

(なにかにきずつけられるまえにうばわれるまえに)

何かに傷つけられる前に奪われる前に

(きみのうしろぼくはみをかくすそしてまたじぶんをせめるけど)

君の後ろ僕は身を隠すそしてまた自分を責めるけど

(じゅうりょくのちがうぼくをきみはきらわずにいてくれる)

重力の違う僕を君は嫌わずにいてくれる

(ぷらたなすのきのしたでいつかひとつになれるひがくるかな)

プラタナスの木の下でいつかひとつに成れる日がくるかな

(かこもみらいもあてもないけどいまこのしゅんかんだけはかがやいて)

過去も未来も宛てもないけど今この瞬間だけは輝いて

(かがみのまえできみにほほえむことができたなら)

鏡の前で君に微笑むことができたなら

(きっとそのときは)

きっとそのときは...

(なじめないぼくなんかいらないとおもってた)

馴染めない僕なんか要らないと思ってた

(うすいくうきのなかでそれでもすてきれずに)

薄い空気の中でそれでも捨てきれずに

(のりこえることだけがすべてだとおもってた)

乗り越えることだけが全てだと思ってた

(きえないいたみはじかんとながれていく)

消えない痛みは時間と流れていく

(かことみらいがうそをついてもいまめをとじればたしかに)

過去と未来が嘘をついても今目を閉じれば確かに

(なくしたきおくがつなぐきみをかんじることができる)

無くした記憶が繋ぐ君を感じることができる

(かこもみらいもあてもないけどいまこのしゅんかんだけはかがやいて)

過去も未来も宛ても無いけど今この瞬間だけは輝いて

(かがみのまえできみのほほえみをうけとめられたならきっと)

鏡の前で君の微笑みを受け止められたなら　きっと...