エリザベート 私が踊る時

(かったのねしょうりだわたしおれの)

勝ったのね(勝利だ)私(俺の)

(ひとにみとめさせたせかいはうごいてゆくんだおれのおもうまま)

人に認めさせた(世界は動いてゆくんだ 俺の思うまま)

(だれのためでもおれだけのないわために)

誰のためでも(俺だけの)ないわ(ために)

(じぶんのためにしたのたしかにおまえはてきをだしぬいてかちほこる)

自分の為にしたの(確かにお前は敵を出し抜いて勝ち誇る)

(にんぎょうのようにおどらされたわたしがじぶんのみちをみつけた)

人形のように踊らされた私が自分の道を見つけた

(ひとりでもわたしはおどるわおどりたいままにすきなおんがくで)

一人でも私は踊るわ 踊りたいままに好きな音楽で

(おどるときはいのちはてるそのせつなもひとりまうあなたのまえで)

踊る時は命果てるその刹那も一人舞う あなたの前で

(とぶがいいとぶわかもめよわたし)

(飛ぶがいい)飛ぶわ(カモメよ)私

(あらしのよるもそばにいようわたしはもうひとりでとべるわじゆうになるのよ)

(嵐の夜もそばにいよう)私はもう一人で飛べるわ 自由になるのよ

(おれだけがあなたがじゆうをじゆうを)

(俺だけが)あなたが(自由を)自由を

(あたえることができるやっとあるきだしたじぶんだけのみちをじゃましないで)

(与えることができる)やっと歩き出した自分だけの道を 邪魔しないで

(どんなにつよくこばんでみせてもいつかおれをもとめる)

(どんなに強く拒んで見せてもいつか俺を求める)

(てをとっておれとおどるんだおれがのぞむときにすきなおんがくで)

(手をとって俺と踊るんだ 俺が望む時に好きな音楽で)

(おどるときはいのちはてるそのせつなもひとりまうあなたのまえで)

踊る時は命果てるその刹那も一人舞う あなたの前で

(あるいてゆけるわおまえにはおれがひつようなんだ)

歩いてゆけるわ(お前には俺が必要なんだ)

(ひとりでももうすぐにあいしはじめるのにくみだすじんせいを)

一人でも(もうすぐに)愛し始めるの(憎みだす)人生を

(おどるときはえらんだあいてとおどりたいままにすきなおんがくで)

踊る時は選んだ相手と踊りたいままに好きな音楽で

(おどるときはこのよおわるそのせつなもただひとりあいするひとと)

踊る時はこの世終わるその刹那もただ一人 愛する人と

(おどるときはすべてこのわたしおれがえらぶ)

踊る時はすべてこの私(俺)が選ぶ