浮舟

(はるのにおいもめぶくはなも)

春の匂いも芽吹く花も

(たちすくむあたしにきみをつれてはこない)

立ちすくむあたしに君を連れてはこない

(なつがくるころはあけがたのあめ)

夏が来る頃は明け方の雨

(しずかによりそってかけらひろいあつめる)

静かに寄り添って かけら拾い集める

(あきがすぎたらきっとあたしは)

秋が過ぎたらきっとあたしは

(のびたくろいかみをきりおとしてしまう)

のびた黒い髪を切り落としてしまう

(いとしいひとよはなれがおなんてみっかもすりゃすぐにわすれてしまった)

愛しい人よ離れ顔なんて ３日もすりゃすぐに忘れてしまった

(ただしみついてきえないのはたばこのにおい)

ただ染みついて消えないのは煙草の匂い

(きみをまつひびはたりないせつないなりやまない)

君を待つ日々は足りない 切ない 鳴り止まない

(ふきょうわおんがひびきあって)

不協和音が響き合って

(それがあたしのかれないとけないなりやまない)

それがあたしの枯れない 溶けない 鳴り止まない

(こどくのうた)

孤独の唄

(らいららいらいらいらいらい)

来来来・・・

(らいららいらいらいらいらい)

来来来・・・

(らいららいらいらいらいらい)

来来来・・・

(らいららいらいらいらいらい)

来来来・・・

(かすかなわかれをただよわすこともなく)

かすかな別れを漂わすこともなく

(あしおとはとつぜんとぎれた)

足音は突然 絶切れた

(あぁかなしくもうつくしきしろいふゆ)

あぁ悲しくも美しき白い冬

(あえるものならばほかになにものぞまない)

会えるものならば他に何も望まない

(ふりつもるはあのひもゆき)

降り積もるは あの日も雪

(きみをまつひびはたりないせつないなりやまない)

君を待つ日々は足りない 切ない 鳴り止まない

(ふきょうわおんがひびきあって)

不協和音が響き合って

(それがあたしのかれないとけないなりやまない)

それがあたしの枯れない 溶けない 鳴り止まない

(こどくのうた)

孤独の唄

(らいららいらいらいらいらい)

来来来・・・

(らいららいらいらいらいらい)

来来来・・・

(らいららいらいらいらいらい)

来来来・・・

(こどくのうたらいらいらい)

孤独の唄 来来来