声-voicE-

(だれにでもいいてがみをかこうこえにできないきもちを)

誰にでも良い 手紙を書こう 声に出来ない気持ちを

(よぎなくよぎなくよぎなくけされてったこころのさけびを)

余儀なく余儀なく余儀なく 消されてった心の叫びを

(ぼくにとってきみにとってふたしかなことばっかりでかまわない)

僕にとって 君にとって 不確かな事ばっかりで構わない

(たしかなことばなんてなくていいさ)

確かな言葉なんて なくて 良いさ

(うつくしいってなんなんだろうぼくにはなんなのかがわからない)

美しいってなんなんだろう 僕にはなんなのかがわからない

(みぎむけひだりむけまえのふあんばかりのひびのなかで)

右向け左向け前の 不安ばかりの日々の中で

(いばしょなんてどこにもないましかくのへやのすみのすみで)

居場所なんてどこにもない 真四角の部屋の隅の隅で

(いまはまだことばにできなくっても)

今はまだ言葉に出来なくっても

(おとなってひとはいうけれどうまくいかないよ)

｢大人｣って人は言うけれど 上手くいかないよ

(いまはなきじゃくるよるがある)

今は泣きじゃくる夜が在る

(せめてこのさけびごえだけはきみにとどくといいなねがいをいのるよ)

せめてこの叫び声だけは 君に届くと良いな 願いを祈るよ

(とどくようにとどくならせかいがはてても)

届く様に 届くなら 世界が果てても

(うたをうたうだろうきみに)

唄を歌うだろう 君に

(とどくようにとどかなくてもさけびごえひとつ)

届く様に 届かなくても 叫び声一つ

(このおととたからかに)

この音と 高らかに

(とどくようにとどくならせかいがはてても)

届く様に 届くなら 世界が果てても

(うたをうたいたいきみに)

唄を歌いたい 君に

(このうたよひびけきみだけにひびけまっすぐにひびけ)

この唄よ 響け 君だけに響け 真っ直ぐに響け

(とどくようにとどくならせかいはさけるだろう)

届く様に 届くなら 世界は裂けるだろう

(このおととたからかに)

この音と 高らかに

(こどもってひとはいうけれどうまくわらえないよ)

｢子供｣って人は言うけれど 上手く笑えないよ

(だってさびしくってひどくさむい)

だって淋しくって酷く 寒い

(けれどこのさけびごえだけはきみにとどくといいないのりをうたうよ)

けれどこの叫び声だけは 君に届くと良いな 祈りを歌うよ

(こののどがさけてほんとうにぼくのせかいがおわるとき)

この喉が避けて 本当に僕の世界が終わる時

(みえるだろうきこえるだろう)

見えるだろう 聞こえるだろう

(いまきみがよぶこえがさきほこるだろう)

今 君が呼ぶ声が 咲き誇るだろう