ミナミの帝王で大阪弁を学ぶ?
このミナミの帝王で繰り広げられる債権者と債務者のやり取りで大阪弁を学びましょう?
劇場版とよりコミック版では使われる大阪弁のほうがさらにコテコテ感があり、かなり違いますが、同時収録です。
これをマスターしても大阪弁はマスターできません。
関連タイピング
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プレイ回数41万200打
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プレイ回数5153長文かな450打
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問題文
(ごめんやっしゃあー)
ごめんやっしゃあー
(じゃまするでえ)
邪魔するでえ
(あんたのむすめからとりたててもええんでっせえ)
あんたの娘から取り立ててもええんでっせえ
(もうすきなようにしておくんなはれ)
もう好きなようにしておくんなはれ
(まんだはん、あんたはおにやあくにんや)
萬田はん、あんたは鬼や悪人や
(かりたぜにをかえせへんやつのほうがよっぽどあくにんでっせ)
借りたゼニを返せへん奴のほうがよっぽど悪人でっせ
(こんじょうきめんと、どつぼまねきまっせぇ)
根性決めんと、ドツボ招きまっせぇ
(ぜにをたいせつにせんもんには いつかてんばつがくだりまっせ)
ゼニを大切にせんもんには いつか天罰がくだりまっせ
(しょうぶはあいてのふところにとびこんでからやでえ)
勝負は相手の懐に飛び込んでからやでえ
(どうやらぜにのこわさをしらんがきのようやのぉ)
どうやらゼニの怖さを知らんガキのようやのぉ
(わしはいのちのつぎにだいじなぜにをかしとるんや)
ワシは命の次に大事なゼニを貸しとるんや
(ぺんしゅうじでもそろばんでもならおうおもたらぜにとられるやろ)
ペン習字でもそろばんでも習おうおもたらゼニ取られるやろ
(ぜにがないんやったらきゃくのくるまたたきうってでもつくらんけぇ)
ゼニが無いんやったら客の車叩き売ってでも作らんけぇ
(ただし、このまんだぎんじろう やりかたがしょうしょうえぐおまっせ)
ただし、この萬田銀次郎 やり方が少々えぐおまっせ
(ひとがぜにをあやつったんやない ぜにがひとをあやつりよったんや)
人がゼニを操ったんやない ゼニが人を操りよったんや
(おにのめにもぜにでんがな)
鬼の目にもゼニでんがな
(なまびょうほうはけがのもとでっせ)
生兵法はケガの元でっせ
(ぜにをあもうみるもんはぜにのむくいをうけるんや きもにめいじときなはれ)
ゼニを甘う見るもんはゼニの報いを受けるんや 肝に銘じときなはれ
(いっぺんのみこんだえさでもてぇつっこんではきださせまんがな)
いっぺん飲み込んだエサでも手ェ突っ込んで吐き出させまんがな
(ぜにのにおいがしよるでぇ)
ゼニの匂いがしよるでぇ
(かなしいことにけっきょくあたまのわるいやつがそんするようにできてまんねや)
悲しいことに結局頭の悪い奴が損するようにできてまんねや
(わしらかねかしは「かお」でしょうばいしてまんねや)
ワシら金貸しは「顔」で商売してまんねや
(ええか、このよでいちばんこわいんはいきとるにんげんやでぇ)
ええか、この世で一番恐いんは生きとる人間やでぇ
(いろとよくとぼんのうにまみれたにんげんがいちばんこわいんや)
色と欲と煩悩にまみれた人間が一番恐いんや
(みなみでかねかしやっとる、まんだいうもんですわ)
ミナミで金貸しやっとる、萬田いうもんですわ
(へえ、ひとはみなみのおにとかよんどるそうでんなあ)
へえ、ひとはミナミの鬼とか呼んどるそうでんなあ
(こんじょうのはいったぜにをかすんでっせ? あんたもこんじょういれてかりなあきまへんで)
根性の入ったゼニを貸すんでっせ? あんたも根性入れて借りなあきまへんで
(わしのじしょに「できまへん」のもじはない)
ワシの辞書に「できまへん」の文字はない
(ぜにのことはかわいためぇでみとかんとじごくをみることになりまっせ)
ゼニのことは乾いた目ェで見とかんと地獄を見ることになりまっせ
(かおにどろぬられてだまっとるわけにはいかんのや)
顔に泥塗られて黙っとる訳にはいかんのや
(わしらのしょうばいはな、ないちゅうとこからしぼりとるんがしごとなんや)
ワシらの商売はな、無いちゅうとこから搾り取るんが仕事なんや
(なさけはなさけ、ぜにはぜにや)
情けは情け、ゼニはゼニや
(ばくちなんぞにじんせいかけんのはあほのするこっちゃで)
博打なんぞに人生賭けんのはアホのするこっちゃで
(たにんのしあわせよりきょうのりそくや)
他人の幸せより今日の利息や
(わしのめぇにはぜにしかみえへんのや)
ワシの目ェにはゼニしか見えへんのや
(みぃけずったらぜになんかなんぼでもつくれるんじゃ)
身ィ削ったらゼニなんかナンボでも作れるんじゃ
(ほうりつちゅうんはよわいもんのみかたやない しっとるもんのみかたするんや)
法律ちゅうんは弱いもんの味方やない 知っとるもんの味方するんや
(よにげいうんは、まだまだよゆうがあるやつがするこっちゃ)
夜逃げいうんは、まだまだ余裕がある奴がするこっちゃ
(ぜにとはさみはつかいようでっせ)
ゼニとハサミは使いようでっせ
(しにたいしにたいいうやつほどしなんのや)
死にたい死にたい言うやつほど死なんのや
(ほんましにたいやつはだまってしぬもんや)
ほんま死にたい奴は黙って死ぬもんや
(いきてもじごく、しんでもじごくや)
生きても地獄、死んでも地獄や
(よのなかつめのばしすぎたら、はがされるいうことですわ)
世の中爪伸ばしすぎたら、剥がされるいうことですわ
(あかのたにんにわざわざあまいしるもってきてすわせてくれるようなあほはおらん)
赤の他人にわざわざ甘い汁持ってきて吸わせてくれるようなアホはおらん
(よぅおぼえときなはれ)
よぅ覚えときなはれ
(さぎちゅうもんはひっかけるにんげんよりひっかかるやつのほうがわるいんや)
詐欺ちゅうもんは引っ掛ける人間より引っ掛かる奴の方が悪いんや
(ひとなかしたらじぶんもなくはめになるいうんがよのてっそくでっせ)
人泣かしたら自分も泣く羽目になるいうんが世の鉄則でっせ
(あてにならんさきのもうけよりいまのぜにや)
当てにならん先の儲けより今のゼニや
(ぜににきれいなぜにもきたないぜにもおまへん)
ゼニに綺麗なゼニも汚いゼニもおまへん
(あぶないやつやさかい といちなんちゅうこうりのぜにをかりてくれるんやないか)
危ない奴やさかい トイチなんちゅう高利のゼニを借りてくれるんやないか
(このわしからぜにをかりてにげきれるやつはひとりもおらん)
このワシからゼニを借りて逃げ切れる奴は一人もおらん
(にげたらにげたでどろぬまのじごくにひきずりこんでくだけや)
逃げたら逃げたで泥沼の地獄に引きずり込んでくだけや
(あとはしぬまでぜにのどれいになってもらわなあかんいうこっちゃ)
あとは死ぬまでゼニの奴隷になって貰わなあかんいうこっちゃ
(ぜにはもちぬしのじんかくえらばへんのや)
ゼニは持ち主の人格選ばへんのや
(ぜにがいしをもっとるちゅうことを、ようきもにめいじておくんやな)
ゼニが意思を持っとるちゅうことを、よう肝に銘じておくんやな
(ぜにのくろうもいきとるあかしや)
ゼニの苦労も生きとる証や
(かりたぜにですくわれるもんもおれば ぜにをかりてみぃほろぼすもんもおる)
借りたゼニで救われるもんもおれば ゼニを借りて身ィ滅ぼすもんもおる
(ぜにもうけでひとをしんようしたらあきまへんでぇ ぜにはへいきでひとのこころをかえよる)
ゼニ儲けで人を信用したらあきまへんでぇ ゼニは平気で人の心を変えよる
(じぶんだけはだいじょうぶやおもとったらやけどすることになりまっせぇ)
自分だけは大丈夫やおもとったらヤケドする事になりまっせぇ
(じごくのさたもぜにしだい ぜにがなければはりのやまからおりられへんいうこっちゃ)
地獄の沙汰もゼニ次第 ゼニが無ければ針の山から下りられへんいうこっちゃ
(このよのおにはあのよのおにより、あもうおませんで)
この世の鬼はあの世の鬼より、甘うおませんで
(かりるときはちょうしええこというて、かえすときはおによばわりだっか)
借りる時は調子ええこというて、返す時は鬼呼ばわりだっか
(きれいなみずでおよぐもじんせい、よごれたみずでおよぐもじんせいや)
きれいな水で泳ぐも人生、汚れた水で泳ぐも人生や
(このよにぐうぜんなんかあるかいっ)
この世に偶然なんかあるかいッ
(どつぼはまったもんはちゃらになんのがじんせいのちかみちなんや)
ドツボ嵌ったもんはチャラになんのが人生の近道なんや
(かねかしがひとだすけするようじゃよのなかもおしまいやのぉ)
金貸しが人助けするようじゃ世の中もお終いやのぉ
(たかがにひゃくまん かいしゃのきんこからくすねてくるぐらいのせいいみせてみい)
たかが二百万 会社の金庫からくすねてくるぐらいの誠意みせてみい
(じごくのそこまできりとりいったる ついでにえんまさんほしょうにんにしたるでぇ)
地獄の底までキリトリ行ったる ついでに閻魔さん保証人にしたるでぇ
(なさけはりそくにならんのじゃ)
情けは利息にならんのじゃ
(へたうったやつもむいちもんではそうそうよにげもせんもんや)
下手打った奴も無一文ではそうそう夜逃げもせんもんや
(どうせしぬんやったらぜにになるしにかたせんかいっ)
どうせ死ぬんやったらゼニになる死に方せんかいっ
(かりたもんはかえす にんげんとしてあたりまえのことやろが)
借りたもんは返す 人間として当たり前の事やろが
(わしのきりとりはしょうしょうてあろうおまっせ)
ワシのキリトリは少々手荒うおまっせ
(めんたまもじんぞうもふたつありまんがな)
目ん玉も腎臓も二つありまんがな
(こどもでもしってまっせぇ)
子供でも知ってまっせぇ
(ただし、りそくはといちでっせえ)
但し、利息はトイチでっせえ
(ただし、とりぶんはせっぱんでっせえ)
但し、取り分は折半でっせえ
(ちょっとまっておくんなはれまんだはん、そらせっしょうでっせ)
ちょっと待っておくんなはれ萬田はん、そら殺生でっせ
(そらむちゃくちゃやまんだはん、どないせえいうんでっか)
そら無茶苦茶や萬田はん、どないせえ言うんでっか
(あしたにはかえすよってな、ほんまかんべんしておくんなはれ)
明日には返すよってな、ほんま勘弁しておくんなはれ
(それだけはかんにん、かんにんや なんでもするさかい、なっ、このとおりや)
それだけは堪忍、堪忍や 何でもするさかい、なっ、この通りや
(あんまりいちびったことぬかしとったらあかんでぇ)
あんまりいちびった事抜かしとったらあかんでぇ
(そないけっそうかえてどないしはりましたんや)
そない血相変えてどないしはりましたんや
(まんだのぜににはちぃにじんどるいうこと、よぉおぼえとけ)
萬田の銭には血ぃ滲んどるいうこと、よぉ覚えとけ
(ぜにはそのからだたたきうってでもはろてもらいまっせぇ)
ゼニはその体叩き売ってでも払ろてもらいまっせぇ
(くろうばなしになみだはながしても ぜにのかしかりはみずにながせへんのんや)
苦労話に涙は流しても ゼニの貸し借りは水に流せへんのんや
(おとことおんながむすばれたときは しゃっきんもじゅずつなぎになんのがきんゆうやのきまりなんや)
男と女が結ばれた時は 借金も数珠つなぎになんのが金融屋の決まりなんや
(ぜにをそまつにあつこうとったら、そのうちぜににしかえしされまっせ)
ゼニを粗末に扱こうとったら、その内ゼニに仕返しされまっせ
(わしはぜにのうらみはしんでもわすれへんねや)
ワシはゼニの恨みは死んでも忘れへんねや
(わしがゆるしてもみなみのまちがあんたをゆるしまへんねや)
ワシが許してもミナミの街があんたを許しまへんねや
(みなみのまちはきつねとたぬきのばかしあいや)
ミナミの街は狐と狸の化かし合いや
(めんどうかけてもろたらこまりまんなぁ)
面倒かけてもろたら困りまんなぁ
(ぜにのとりたてにときとばしょはえらばんしゅぎでんねん)
ゼニの取り立てに時と場所は選ばん主義でんねん
(かならずなんとかするさかい、あといっしゅうかんっ いっしゅうかんだけまっておくんなはれ)
必ず何とかするさかい、あと一週間っ 一週間だけ待っておくんなはれ
(にげてもむだやいうこと いっぺんからだにおしえたらなあかんみたいやな)
逃げてもムダやいうこと いっぺん体に教えたらなアカンみたいやな
(あこぎいうんはわしらのせかいではほめことばにしかなりまへんねや)
アコギ言うんはワシらの世界では褒め言葉にしかなりまへんねや
(このよにもえんまさんはおるんやでぇ)
この世にも閻魔さんはおるんやでぇ
(ちきゅうのうらがわまでにげても このまんだのとりたてからはにげられまへんでぇ)
地球の裏側まで逃げても この萬田の取り立てからは逃げられまへんでぇ
(おわれるもんのじんせいにやすらぎはありまへんでぇ)
追われるモンの人生に安らぎはありまへんでぇ
(しろうとがひあそびにてぇだしたらやけどする よぉおぼえときなはれ)
シロウトが火遊びに手ぇ出したらヤケドする よぉ覚えときなはれ