調停者エピソード0/じょるじん
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歌詞(問題文)
(うっすらおぼえているんだよ)
うっすら覚えているんだよ
(だんぺんてきではあるけれど)
断片的ではあるけれど
(うっすらかんじていたんだよ)
うっすら感じていたんだよ
(どうしようもないけつまつを)
どうしようもない 結末を
(みなしごだったぼくたちは)
孤児だった僕たちは
(ひょうめんてきなやさしさを)
表面的な優しさを
(うたがうにはまだおさなくて)
疑うにはまだ 幼くて
(きずつくあねをただみていた)
傷つく姉をただ見ていた
(ぽっかりおなかがくうどうで)
ぽっかりお腹が空洞で
(いくあてもなくたどりついた)
行く当てもなくたどり着いた
(ひたすらつめたいかべとめと)
ひたすら冷たい壁と目と
(よなよなひびくさけびごえと)
夜な夜な響く叫び声と
(ずっとながめていたんだよ)
ずっと眺めていたんだよ
(ちょっとあいているすきまから)
ちょっと空いてる隙間から
(ずっとふるえていたんだよ)
ずっと震えていたんだよ
(だってたすけられなくて)
だって助けられなくて
(じぶんのおかれたきょうぐうが)
自分の置かれた境遇が
(ていへんだとすらしらなくて)
底辺だとすら知らなくて
(ただただたえしのんでいたんだ)
ただただ耐え忍んでいたんだ
(ただただきょうふでこわくてこわくて)
ただただ恐怖で 恐くて恐くて
(はりさけそう)
張り裂けそう
(なにもかもがすべてをうばいさる)
何もかもが全てを奪い去る
(ごかんのかんじょう)
五感の感情
(くるったやつらのて)
狂った奴らの手
(そのにごったくさった)
その濁った腐った
(はえのたかった)
蝿のたかった
(どぶのにおいのぶためし)
ドブの匂いの豚めし
(はらにつめ)
腹につめ
(ぞうおのげんせきみがけみがけ)
憎悪の原石磨け磨け
(あしおとがみみにこびりついた)
足音が耳にこびりついた
(ほんのうがけいこくおんをならす)
本能が警告音を鳴らす
(きづけばてはあかかった)
気づけば手は赤かった
(ゆめのせかいだねいけるのかな)
夢の世界だねいけるのかな
(とおいうんととおいくになのかな)
遠いうんと遠い国なのかな
(ぼくらはかびんにさすはななんだ)
僕らは花瓶に挿す花なんだ
(かれるまでむしって)
枯れるまでむしって
(たのしむんだにぎればぱらぱらと)
楽しむんだ握ればパラパラと
(おとがなった)
音が鳴った
(おとぎばなしがすきだった)
おとぎ話が好きだった
(おひめさまにあこがれていた)
お姫さまに憧れていた
(こころがほうかいしそうでも)
心が崩壊しそうでも
(くうそうのせかいひかっていた)
空想の世界光ってた
(おしろにすむってどんなだろ)
お城に住むってどんなだろ
(ぜんぜんぴんとこなくて)
全然ピンとこなくて
(うっすらおぼえていることは)
うっすら覚えていることは
(いつでもてをにぎってくれた)
いつでも手を握ってくれた
(ずっとはなしてくれたよね)
ずっと話してくれたよね
(ちょっとつじつまあわなくて)
ちょっと辻褄合わなくて
(くっとほほえむてんしのよう)
クッと微笑む天使のよう
(ぐっとこころいたくなって)
ぐっと心痛くなって
(どうしていつでもかばったの)
どうしていつでも庇ったの
(どうしてにげださなかったの)
どうして逃げ出さなかったの
(すべてわるいのはあいつらだ)
全て悪いのはあいつらだ
(ぼくがおうじさはくばにまたがりたすけるよ)
僕が王子さ白馬に跨り助けるよ
(じゅうじをもってせいぎのさばきくらえ)
じゅうじを持って正義の裁きくらえ
(にごっためだまを)
濁った目玉を
(ほじくりびんにつめ)
ほじくり瓶に詰め
(ぺんきよりもきれいなまっかなじゅうたん)
ペンキよりも綺麗な真っ赤な絨毯
(むげんにひろがるちのうみ)
無限に広がる血の海
(すてきだね)
素敵だね
(しっていたよぼくがみんなみんなころし)
知っていたよ僕がみんなみんな殺し
(きみをきずつけるものからまもる)
君を傷つける者から守る
(すべてきみのためにやったことなんだ)
全て君のためやったことなんだ
(ごうかくだこっちおいでおいで)
合格だこっちおいでおいで
(てをひろげてだきしめてくれるよね)
手を広げ抱きしめてくれるよね
(おひめさますくいにまいりました)
お姫様救いに参いりました
(どうしてないているの)
どうして泣いているの?
(ゆめのせかいだねやっときたね)
夢の世界だねやっときたね
(それがけつまつならうけいれるよ)
それが結末なら受け入れるよ
(ほらどこかでみたけいしきのようだ)
ほらどこかでみた景色のようだ
(やっぱりきみはわらっていた)
やっぱり君は笑っていた
(そのじゅうこうはしあわせのちけっとだね)
その銃口は幸せのチケットだね
(とおいくにからやってきました)
遠い国からやってきました
(このよのふこうをとりのぞく)
この世の不幸を取り除く
(ようこそわがそしきへちょうていしゃ)
ようこそ我が組織へ調停者