パラノイド/niki

(ゆれるれるまいごとまぶたかたちくずれてく)

揺れるれる　迷子と目蓋　カタチ崩れてく

(ふゆうげんごそばにおいでみつめあう)

浮遊言語　「側においで」　見つめ合う

(ここにまだきこえるいぶきが)

此処に　まだ聞こえる　息吹が

(かそくしてふえるふえて)

加速して増える　増えて

(あふれだしたことばは)

溢れだした　言葉は

(ただりそうのそらにみちていく)

ただ理想の空に　満ちていく

(こころがすがりないたきぼうになにをもとめあう)

心が縋り泣いた「希望」に　何を求め合う？

(てらしだすけつろにゆびさきをからめてく)

照らし出す血路に　指先を絡めてく

(とわにささげたあいをにくんでいみをもとめあう)

永久に捧げた愛を憎んで　意味を求め合う

(むくわれぬさいごにはなたばをあたえて)

報われぬ最期に　花束を与えて

(それはとまらないふゆうせいぎょこわれてく)

それは止まらない　浮遊制御　壊れてく

(とけるけるかすかにみつけたうんめい)

溶けるける　微かに見つけた　運命

(ここにあるたしかなきおくが)

此処にある　確かな記憶が

(あたまからもれるもれて)

頭から漏れる　漏れて

(いきをとめたせかいは)

息を止めた　世界は

(いまりそうのあいにみちている)

今　理想の愛に　満ちている

(こころがすがりのぞむきせきになにをもとめあう)

心が縋り望む「奇跡」に　何を求め合う？

(くりかえすいんがにうんめいをほどいてく)

繰り返す因果に　運命を解いてく

(ときにうまれたかこをにくんでいみをもとめあう)

時に生まれた過去を憎んで　意味を求め合う

(むくわれぬさいごにあざやかなはなたばを)

報われぬ最期に　鮮やかな花束を

(うつろなめをとじた)

虚ろな目を閉じた

(まちがいはまいごになれていく)

間違いは迷子に　慣れていく

(あなたがしがみついたきぼうになにがみえますか)

「貴方がしがみついた希望に　何が見えますか？」

(くりかえすことばにかなしみをおぼえてく)

繰り返す言葉に　悲しみを覚えてく

(そのいたみやこどくにおそれていきるとうとさを)

その痛みや孤独に恐れて　生きる尊さを

(くりかえすいんがにひとはなぜたちむかう)

繰り返す因果に　人はなぜ立ち向かう？

(そのこころがえがいたすがたになにをのこしていく)

その心が描いた姿に　何を残していく？

(むくわれぬさいごにあざやかなはなたばを)

報われぬ最期に　鮮やかな花束を