2018/niki

(わすれたふりをきょうのひがしずむまで)

忘れたふりを 今日の陽が沈むまで

(そのままかぜにとける)

そのまま風に溶ける

(きりとってまた)

切り取ってまた

(めにうつるけしきをしろくそめながら)

目に映る景色を白く染めながら

(うばってまたせいじゃくがおとをたてる)

奪ってまた静寂が音を立てる

(つなぎとめてよてをはなしたら)

繋ぎ止めてよ手を離したら

(まいあがるそらにこころあるまま)

舞い上がる空に心あるまま

(ぽたりぽたりおちるめろでぃー)

ぽたりぽたり落ちるメロディー

(かれたそのむねにやさしくひびいて)

枯れたその胸に優しく響いて

(いみをといかけたまま)

意味を問いかけたまま

(ひとりではもうきえてしまうから)

一人ではもう消えてしまうから

(そんなよるをゆるしてほしい)

そんな夜を許して欲しい

(くらがりをそめてわたしは)

暗がりを染めて私は

(ここにいるから)

ここにいるから

(みなれたふりを)

見慣れたふりを

(このよるがあけるまで)

この夜が明けるまで

(そのままおちてしらないところまで)

そのまま落ちて知らないところまで

(きりとってまた)

切り取ってまた

(めにうつるけしきをしろくそめながら)

目に映る景色を白く染めながら

(うばってまたせいじゃくがおとをたてる)

奪ってまた静寂が音を立てる

(にぎりしめてよてをはなしたら)

握りしめてよ手を離したら

(もうにどといまはもどらないから)

もう二度と「今」は戻らないから

(ゆらりゆらりにじむめろでぃー)

ゆらりゆらり滲むメロディー

(ふたつすぐそばにしずかにひびいて)

二つすぐ側に静かに響いて

(ゆめをえがきみるまま)

夢を描き見るまま

(ひとりではつよくいられないから)

一人では強くいられないから

(そんなよるをゆるしてほしい)

そんな夜を許して欲しい

(まぼろしをみせてわたしは)

幻を見せて私は

(ここにいるから)

ここにいるから

(だれもみえないせかいで)

誰も見えない世界で

(だれでもないだれかのように)

誰でもない、誰かのように

(つなぎとめてよてをはなしたら)

繋ぎ止めてよ手を離したら

(まいあがるそらにこころあるまま)

舞い上がる空に心あるまま

(ぽたりぽたりおちるめろでぃー)

ぽたりぽたり落ちるメロディー

(とまどいのなかでうまれていたいよ)

戸惑いの中で生まれていたいよ

(えいえんをねがうままこのこえがいつもつよくあるなら)

永遠を願うままこの声がいつも強くあるなら

(そんなひびがつづいてほしい)

そんな日々が続いて欲しい

(くらがりをそめてわたしはここにいるから)

暗がりを染めて私は、ここにいるから

(ここにいるから)

ここにいるから