大江千里　TORCH

(だれかのかなしみのかずを)

誰かの悲しみの数を

(せおいつかれためで)

背負い疲れた眼で

(みをなげだしてるんじゃない)

身を投げだしてるんじゃない

(せかいじゅうでこんやきみだけがのりおくれたばす)

世界中で今夜きみだけが　乗り遅れたバス

(つめたいべんちでみおくるんじゃない)

冷たいベンチで　見送るんじゃない

(４げんすりきれたぎたーひざにかかえて)

4弦すりきれたGuitar　ひざにかかえて

(うごかないけしきまぶたにひしめかせて)

動かない景色　瞼にひしめかせて

(ためせないことばかりいつもふえていく)

試せないことばかりいつも増えていく

(ときめくばかりじゃきもちはうまくはつたわらない)

ときめくばかりじゃ気持ちはうまくは伝わらない

(ひぼんでなくてもいい)

非凡でなくてもいい

(きみとならなにかがはなせそうさ)

きみとなら　何かが話せそうさ

(きょうまでのことむかしのこと)

今日までのこと　昔のこと

(はなしたりないゆめがいくつでもある)

話し足りない夢が　いくつでもある

(かんがえてもかんがえなくても)

考えても　考えなくても

(おんなじようにすぎていく)

同じように過ぎていく

(いくつまでもほのおのような)

いくつまでも　焔のような

(くーるなまなざしをけせずにいきたいだけ)

COOLなまなざしを消せずに生きたいだけ

(だれかのよろこびのさきに)

誰かのよろこびの先に

(おいつけなくなるむなしさで)

追いつけなくなる虚しさで

(はみだしているんじゃない)

はみだしているんじゃない

(せかいじゅうでこんやきみだけがかるそうなすてっぷ)

世界中で今夜きみだけが　軽そうなSTEP

(さめたまなざしでみおくるんじゃない)

冷めたまなざしで見送るんじゃない

(さびついたてすりのふちひじをのばして)

錆びついた手すりのふち　ひじをのばして

(はらえないやちんのあぱーとおよいでる)

払えない家賃のアパート　泳いでる

(ためせないことばかりいつもふえている)

試せないことばかり　いつも増えている

(すたいるだらけじゃこころはすくえはしないだろう)

Styleだらけじゃ　心は救えはしないだろう

(ひぼんでなくてもいい)

非凡でなくてもいい

(きみとならなにかがはなせそうさ)

きみとなら　何かが話せそうさ

(はだかのままみえるがまま)

裸のまま　見えるがまま

(ねむりたりないあさがいまここにある)

眠り足りない朝が　今ここにある

(しりあうまでしりあってからも)

知りあうまで　知りあってからも

(おんなじようにすぎていく)

同じように過ぎていく

(いくつまでもかなわぬゆめ)

いくつまでも　かなわぬ夢

(ふえつづけていくようなぼくらでいれるなら)

増え続けていくような　ぼくらでいれるなら

(こわれそうなびるにあさひがこぼれてる)

壊れそうなビルに朝陽がこぼれてる

(れいぞうこはどあ５せんちものぞかせて)

冷蔵庫はドア5cmものぞかせて

(なにもかもみえそうにないひそんなにない)

何もかも見えそうにない日　そんなにない

(ときめくばかりじゃきもちは)

ときめくばかりじゃ気持ちは

(かんじてるだけじゃきもちは)

感じてるだけじゃ気持ちは

(かたちにしなけりゃきもちは)

形にしなけりゃ気持ちは

(うまくはつたわらない)

うまくは伝わらない

(ひぼんでなくてもいい)

非凡でなくてもいい

(きみとならなにかがはなせそうさ)

きみとなら　何かが話せそうさ

(はだかのままみえるがまま)

裸のまま　見えるがまま

(ねむりたりないあさがいまここにある)

眠り足りない朝が　今ここにある

(しりあうまでしりあってからも)

知りあうまで　知りあってからも

(おんなじようにすぎていく)

同じように過ぎていく

(いくつまでもかなわぬゆめ)

いくつまでも　かなわぬ夢

(ふえつづけていくようなぼくらでいれるなら)

増え続けていくような　ぼくらでいれるなら

(ここまでしゃべったら)

ここまで喋ったら

(ぼくにしてもなにかがかわりそうさ)

ぼくにしても　何かが変わりそうさ

(きょうからのことあしたのこと)

今日からのこと　明日のこと

(はなしたりないゆめがいくつでもある)

話し足りない夢がいくつでもある

(かんがえてもかんがえなくても)

考えても　考えなくても

(おんなじようにすぎていく)

同じように過ぎていく

(いくつまでもほのおのような)

いくつまでも　焔のような

(くーるなまなざしをけせずにいきたいだけ)

COOLなまなざしを消せずに生きたいだけ