トゥモローフォビア

(あしたなんてこなければいいこなければいいとおもってた)

明日なんて来なければ良い来なければ良いと思ってた

(そしたらどうなっていくんだろうか)

そしたら　どうなっていくんだろうか

(なにひとつかわらないまちでなにひとつかわれないぼくが)

何一つ変わらない街で　何一つ変われない僕が

(これからどうやっていきていくのか)

これから　どうやって生きていくのか

(ふあんなよるにないたって)

不安な夜に泣いたって

(どうせだれもたすけてはくれない)

どうせ誰も助けてはくれない

(よわいじぶんをみとめるのは)

弱い自分を認めるのは

(ほかのだれでもないぼくじしんだけ)

他の誰でもない　僕自身だけ

(つかのまのきぼうにすがったそのたびひどくきずついた)

束の間の希望に縋った　その度酷く傷付いた

(ふりむけばもうみちなどのこってないや)

振り向けばもう道など残ってないや

(あしたのぼくはきょうとちがうじぶんになれるのかな)

明日の僕は今日と　違う自分になれるのかな

(かくごなんてできないや)

覚悟なんてできないや

(みらいなんてしんじていないしんじていないといばってた)

未来なんて信じていない　信じていないと威張ってた

(そうじゃないこわかっただけなんだ)

そうじゃない　怖かっただけなんだ

(うらぎられることなれたふりさびたかんじょうもどこにもない)

裏切られること慣れたフリ　錆びた感情も何処にも無い

(なにひとつのりこえられなかった)

何一つ　乗り越えられなかった

(いまをかえられなければまたおなじあさひがのぼる)

今を変えられなければ　また同じ朝日が昇る

(そんなことだれかがうたってた)

そんなこと誰かが歌ってた

(ぼくもおなじようにうたっていいかな)

僕も同じように　歌って良いかな

(しにたいくらいにもがいたそのたびいきたいとねがった)

死にたい位に藻掻いた　その度生きたいと願った

(おくびょうなぼくにはなにもできないやいや)

臆病な僕には何もできないや　嫌

(いいわけならべたうたでよわねかぞえたよるがあける)

言い訳並べた歌で　弱音数えた夜が明ける

(かくごなんていらないや)

覚悟なんていらないや

(あすがくるのがこわかったんだ)

明日が来るのが　怖かったんだ

(またおなじひがつづくのが)

また同じ日が　続くのが

(どうせきのうとかわらぬひびを)

どうせ昨日と　変わらぬ日々を

(すごしておわれないから)

過ごして　終われないから

(つかのまのきぼうにすがったそのてがたしかにひかった)

束の間の希望に縋った　その手が確かに光った

(こんどこそはもうはなさないからああ)

今度こそはもう離さないから　嗚呼

(ここからいっぽふみだした)

此処から一歩踏み出した

(つよがりなのはわかってるんだ)

強がりなのは分かってるんだ

(かくごならもうきめたんだ)

覚悟ならもう　決めたんだ

(きょうからまたあるくんだ)

今日からまた　歩くんだ