アクタードクター

(ぼくのこころはしんでいる)

僕の心は死んでいる

(あいにくのあめだねとやさしいめをして)

「生憎の雨だね」と優しい瞳をして

(わらったきみはまるで)

笑った君はまるで

(あくたー)

アクター

(おとぎばなしのろんりー)

おとぎ話のロンリー

(ゆがんだひのすいそうに)

歪んだ秘の水槽に

(さめぬままてをひかれ)

醒めぬまま手を引かれ

(あわのようにじゅうじゅんさ)

泡のように従順さ

(よめないひとみをのんで)

読めない瞳を飲んで

(しけったぎをほおばって)

湿気った「疑」をほおばって

(きずだらけのまどごし)

傷だらけの窓越し

(やつもまたもるもっとさ)

奴もまたモルモットさ

(あぁあたまがいたい)

あぁ頭が痛い

(ゆうゆううつ)

幽憂鬱

(ゆすのはいつか)

癒すのはいつか

(おどるこまはごめんさ)

踊る駒は御免さ

(あんぐらじょうとう)

アングラ上等

(またもぐって)

また潜って

(はくいでおおったつみと)

白衣でおおった罪と

(くろくぬりつぶされたひつじは)

黒く塗りつぶされた羊は

(４とう)

4頭

(おどるやみに１わしるして)

踊る闇に「一話」記して

(ひたかくし)

ヒタカクシ

(にんぎょうたちのすてーじ)

人形達のステージ

(おもいまえがみごしのふぁんたじー)

重い前髪越しのファンタジー

(のうないせかい)

脳内世界

(にげれない)

逃げれない

(とけぬくさりに)

溶けぬ鎖に

(あいを)

愛を

(にんじょうがれしだいありー)

人情枯れしダイアリー

(くもるれんずのおくのえがおにらんで)

曇るレンズの奥の笑顔睨んで

(たすけたい)

助けたい？

(にがさない)

逃がさない

(いえぬきずには)

癒えぬ傷には

(うれいを)

憂いを

(やさしさとよぶはこのなかで)

優しさと呼ぶ箱の中で

(だってまっていろをかぶって)

だって待って色を被って

(いいゆめみれました)

「いい夢見れました？」

(あいとうあちらは)

哀悼あちらは

(しあわせないちにちだってさ)

「しあわせないちにち」だってさ

(くろいはーとがよぎる)

黒いハートが過ぎる

(ちょっとまってよ)

ちょっとまってよ

(なーすこーるあんけん)

ナースコール案件

(けっきょくおだぶつ)

結局お陀仏

(じっけんだいじょうたいりょうこう)

実験台状態良好

(さんぷるばんざい)

サンプル万歳

(ばんざい)

バンザイ

(みつはこちらにながれればいい)

蜜はこちらに流れればいい

(あぁあたまがいたいゆうゆううつ)

あぁ頭が痛い幽憂鬱

(ゆすことないさ)

癒すことないさ

(おどるこまはかえります)

踊る駒は買えります

(ちかをすすんでいけ)

地下を進んでいけ

(のらりくらりまねき)

のらりくらり招き

(まっどでばっどなにせものあいそ)

マッドでバッドなニセモノ愛想

(かみのけいじ)

神の啓示

(にがわらい)

苦笑い

(ぬけだして)

抜け出して

(よつゆになくあじさい)

夜露に泣く紫陽花

(むなしくあおいそらも)

虚しく藍い空も

(あかくさすひじょうとうよこめに)

赤く刺す非常灯横目に

(はしれはしれ)

走れ走れ

(みどりをきって)

緑を切って

(にんぎょうたちのすてーじ)

人形達のステージ

(おもいまえがみごしのふぁんたじー)

重い前髪越しのファンタジー

(のうないせかい)

脳内世界

(にげれない)

逃げれない

(とけぬくさりに)

溶けぬ鎖に

(あいを)

愛を

(にんじょうがれしだいありー)

人情枯れしダイアリー

(くもるれんずのおくのえがおにらんで)

曇るレンズの奥の笑顔睨んで

(たすけたい)

助けたい？

(にがさない)

逃がさない

(いえぬきずには)

癒えぬ傷には

(うれいを)

憂いを

(やさしさとよぶはこのなかで)

優しさと呼ぶ箱の中で

(だってまって)

だって待って

(いろをかぶって)

色を被って

(きょうもかいえんさ)

今日も開演さ

(いいゆめみれました)

「いい夢見れました？」

(えいがのように)

映画のように

(いいきみだね)

いい気味だね

(どくたー)

ドクター