私の顔が嫌いー野田愛実

(ねむらないはずのまちが)

眠らないはずの街が

(じほうとともにめをとじて)

時報と共に目を閉じて

(わたしはきみのかのじょじゃなくなった)

私は君の彼女じゃなくなった

(きらびやかだったまちが)

キラビヤカだった街が

(ごご８じ？いろをなくして)

午後８時？色をなくして

(わたしをおきざりにはなをひそめた)

私を置き去りに鼻を潜めた

(ぼくはまえほど)

「僕は前ほど

(きみのことすきじゃないけど)

君のこと好きじゃないけど

(どうする？)

どうする？

(このままつづけてくつもり？)

このまま続けてくつもり？」

(さりげなくようしゃなく)

さりげなく　容赦なく

(あうたびいうのね)

会うたび言うのね

(ちょっとひどすぎる)

ちょっと酷すぎる

(いっそなきくずれましょうか)

いっそ泣き崩れましょうか

(じぶんのかおがきらいじぶんのかおがきらい)

自分の顔が嫌い　自分の顔が嫌い

(じぶんのよこがおがきらいみぎかおがとくにきらい)

自分の横顔が嫌い　右顔が特に嫌い

(きみのかのじょじゃなくなった)

君の彼女じゃなくなった

(わたしのかおがほんとにきらい)

私の顔が　ホントに嫌い

(ねむらないまちできみと)

眠らない街で君と

(ならんであるきてをつなぐ)

並んで歩き手を繋ぐ

(それでよかった)

それでよかった

(そでふれあうことも)

袖ふれあうことも

(たしょうのみどりさえ)

多少の緑さえ

(きみとはもうない)

君とはもうない

(ｉ’ｍｎｏｔｙｏｕｒｇｉｒｌｆｒｉｅｎｄ)

I'm not your girlfriend

(もしそえんだったまちに)

もし疎遠だった街に

(もういちどひとがむれても)

もう一度人が群れても

(わたしをおきざりにあざわらうんだろう)

私を置き去りに嘲笑うんだろう

(いわれたいことばききたくないはなし)

言われたい言葉聞きたくない話

(きみはぜんぶしってて)

君は全部知ってて

(おうむのようにくりかえす)

オウムのように繰り返す

(けっきょくわたしがきめるのね)

結局私が決めるのね

(どんなこたえがほしいの？)

どんな答えがほしいの？

(いっそなきくずれましょうか)

いっそ泣き崩れましょうか

(じぶんのかおがきらいじぶんのあしがきらい)

自分の顔が嫌い　自分の脚が嫌い

(じぶんのみぎあしがきらい)

自分の右脚が嫌い

(ほそくもふとくもない)

細くも太くもない

(きみのこのみじゃなくなった)

君の好みじゃなくなった

(わたしのかおがほんとにきらい)

私の顔がホントに嫌い

(ほっとけーきのうえ)

ホットケーキの上

(すべりおちたあいす)

滑り落ちたアイス

(せきをたつきみにすてぜりふ)

席を立つ君に捨て台詞

(わたしみたいなかわいいことは)

「私みたいな可愛い娘とは

(にどとつきあえないからね)

２度と付き合えないからね」

(せめてかなしいかおはできないの)

せめて哀しい顔はできないの

(じぶんのかおがきらいじぶんのかおがきらい)

自分の顔が嫌い　自分の顔が嫌い

(じぶんのよこがおがきらいみぎかおがとくにきらい)

自分の横顔が嫌い　右顔が特に嫌い

(わたしのかれしじゃなくなった)

私の彼氏じゃなくなった

(きみにもいちどあいたい)

君にも一度会いたい

(きみのかのじょじゃなくなった)

君の彼女じゃなくなった

(わたしのかおがほんとにきらい)

私の顔がホントに嫌い