小説 忘れ物

頑張って考えたので打っていただけると幸いです。
関連タイピング
-
プレイ回数2801短文4打
-
長文に挑戦したい時。
プレイ回数1.8万長文2062打 -
夏目漱石「こころ」2-20
プレイ回数970長文1585打 -
少年探偵団シリーズ第1作品『怪人二十面相』
プレイ回数888長文4071打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1034長文4433打 -
山川方夫の短編小説です。青空文庫から引用
プレイ回数895長文4453打 -
小説作ってみたのでやってみてね! 練習!長文タイピング!
プレイ回数1.3万長文1069打 -
夏目漱石「こころ」3-35
プレイ回数877長文かな2123打
問題文
(つかさくんはわたしのいえのまえまできてちゃいむをならした。)
つかさくんは私の家の前まで来てチャイムを鳴らした。
(「なんのよう」)
「なんのよう」
(わたしはことばをぶきのようになげつける。するとつかさくんはこういった。)
私は言葉を武器のように投げつける。するとつかさくんはこういった。
(「ぼくはただわすれものをとりにきただけだよ」)
「僕はただ忘れ物を取りに来ただけだよ」
(わたしはつかさくんにきいた。)
私はつかさくんにきいた。
(「わすれものって・・・なに?」)
「忘れ物って…何?」
(つかさくんはあやしげなえみをうかべて、くちをひらく。)
つかさくんは怪しげな笑みを浮かべて、口を開く。
(「きまってるだろ。おまえのいえのなかにある。」)
「決まってるだろ。お前の家の中にある。」
(わたしはせいいっぱいどあをしめたが、つかさくんはどあをとおりぬけてはいってきた。)
私は精一杯ドアを閉めたが、つかさくんはドアを通り抜けて入ってきた。
(そして、りびんぐまでとんでいくと、もうひとりのつかさくんを)
そして、リビングまで飛んでいくと、もうひとりのつかさくんを
(ゆびさしてこういった。)
指さしてこういった。
(「これがわすれもの。ぼくのからだだよ。きみがころした・・・ね。」)
「これが忘れ物。僕の体だよ。君が殺した…ね。」
(つかさくんは、たましいのままかなしげにわらった。)
つかさくんは、魂のまま悲しげに笑った。
(わたしは、くだものないふをてからおとすと)
私は、果物ナイフを手から落とすと
(つかさくんからもらったこんやくゆびわをなげすてた。)
つかさくんからもらった婚約指輪を投げ捨てた。
(へなへなとすわりこむとさっきまであったしたいがなくなっていた。)
ヘナヘナと座り込むとさっきまであった死体がなくなっていた。
(つかさくんはほんとうにわすれものをとりにきただけだったのだ。)
つかさくんは本当に忘れ物を取りに来ただけだったのだ。