舞姫
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 6911 | S++ | 6.9 | 98.9% | 119.8 | 837 | 9 | 18 | 2025/12/04 |
関連タイピング
-
プレイ回数75かな509打
-
なるみやさんの新曲です
プレイ回数11歌詞かな847打 -
夏目漱石「こころ」2-20
プレイ回数1105長文1585打 -
自分用。なかったから。
プレイ回数65歌詞かな959打 -
江戸川乱歩の小説「毒草」です。
プレイ回数1479長文2232打 -
シートン動物記
プレイ回数864長文1421打 -
夏目漱石「こころ」2-17
プレイ回数1136長文1085打 -
夏目漱石
プレイ回数17万長文かな512打
問題文
(せきたんをばはやつみはてつ。)
石炭をばはや積み果てつ。
(ちゅうとうしつのつくえのほとりはいとしずかにて、)
中等室の卓のほとりはいと静かにて、
(しちねつとうのひかりのはれがましきもいたづらなり。)
熾熱灯の光の晴れがましきもいたづらなり。
(こよいはよごとにここにつどいくるかるたなかまもほてるにやどりて、)
今宵は夜ごとにここに集ひ来る骨牌仲間もホテルに宿りて、
(ふねにのこれるはよひとりのみなれば。)
船に残れるは余一人のみなれば。
(いつとせまえのことなりしが、ひごろののぞみたりて、ようこうのかんめいをかうむり、)
五年前のことなりしが、平生の望み足りて、洋行の官命をかうむり、
(このせいごんのみなとまでこしごろは、めにみるもの、みみにきくもの、)
このセイゴンの港まで来し頃は、目に見るもの、耳に聞くもの、
(ひとつとしてあらたならぬものはなく、ふでにまかせてかきしるしつるきこうぶん、)
一つとして新たならぬものはなく、筆に任せて書き記しつる紀行文、
(ひごとにいくせんことをかなしけん、とうじのしんぶんにのせられて、)
日ごとに幾千言をかなしけん、当時の新聞に載せられて、
(よのひとにもてはやされしかど、)
世の人にもてはやされしかど、
(きょうになりておもへば、おさなきしそう、みのほどしらぬほうげん、)
今日になりて思へば、幼き思想、身の程知らぬ放言、
(さらぬもよのつねのどうしょくきんせき、さてはふうぞくなどをさへめずらしげにしるししを、)
さらぬも尋常の動植金石、さてはふうぞくなどをさへ珍しげに記ししを、
(こころあるひとはいかにかみけん。)
心ある人はいかにか見けん。
(こたびはとにあがりしとき、)
こたびは途に上りしとき、
(にきものせんとてかいひしさっしもまだはくしのままなるは、)
日記ものせんとて買ひし冊子もまだ白紙のままなるは、
(どいつにてものまなびせしまに、)
独逸にて物学びせし間に、
(いっしゅのにる、あどみらりいのきしょうをやしないえたりけん、)
一種のニル・アドミラリイの気象をや養ひ得たりけん、
(あらず、これにはべつにゆえあり。)
あらず、これには別に故あり。