紳士の取引６０万ナール

(これからごしょうかいいたしますのはあなたさまにこそふさわしいいっぴん)

「これからご紹介いたしますのは、貴方様にこそ相応しい一品

(さぁどうぞおくのへやへ)

さぁ、どうぞ奥の部屋へ」

(かいがよりだいやよりうつくしいゆめのいっぴん)

絵画より、ダイヤより、美しい夢の一品

(くるおしいまでのびみとれるほどに)

狂おしいまでの美、見惚れるほどに

(めいきゅうもめいとうもかすむようなするどさ)

名弓も、名刀も、霞むような鋭さ

(つよさのそのさきいうなればきせき)

強さの、その先、言うなれば奇跡

(かんびなるきょくせんのおりなせるこうぞうび)

甘美なる曲線の織りなせる構造美

(みためだけではございませんきれあじするどいうごきのよさも)

「見た目だけではございません。切れ味鋭い動きの良さも」

(たくみなるわざのみょうぎもはやげいじゅつひん)

巧みなる技の妙技　もはや芸術品

(これほどのものとなりますとめったにはおめにかかれません)

「これほどのものとなりますと、滅多にはお目にかかれません」

(なんてなめらかなてざわり)

「なんて滑らかな手触り」

(このたたずまいはそうまねできるものではございません)

「この佇まいはそう真似できるものではございません」

(しかしこんなすばらしいものをなぜ)

「しかし、こんな素晴らしいものをなぜ…」

(しこうのいっぴんにはふさわしいもちぬしがひつようです)

「至高の一品には相応しい持ち主が必要です」

(これはかうっきゃないごけいやくありがとうございます)

これは買うっきゃない　「ご契約ありがとうございます」

(じんせいがかわるほどすばらしいであいがここに)

人生が変わるほど　素晴らしい出会いがここに

(あなたのみらいをかがやかしくいろどるでしょう)

あなたの未来を　輝かしく彩るでしょう

(なにげないにちじょうをとくべつにかえるのは)

何気ない日常を特別に変えるのは

(まほうやかみじゃないたったいちりんのかれぬはな)

魔法や神じゃない　たった一輪の枯れぬ花

(かいがよりだいやよりうつくしいゆめのいっぴん)

絵画より、ダイヤより、美しい夢の一品

(くるおしいまでのびみとれるほどに)

狂おしいまでの美、見惚れるほどに

(めいきゅうもめいとうもかすむようなするどさ)

名弓も、名刀も、霞むような鋭さ

(つよさのそのさきいうなればきせき)

強さの、その先、言うなれば奇跡

(すえながくおしあわせに)

「末永くお幸せに」