curse upon me!

(おもいかえせばこんなじんせい)

思い返せばこんな人生

(なにもおもいのこすことはない)

何も思い遺すことはない

(だからわたしはわたしをすててわたしをはじめるってきめたんだ)

だから、私は、私を棄てて、私を始めるって決めたんだ

(うんもふうんもこぞってそいつがもちえたもので)

運も不運もこぞって“そいつ”が持ちえたもので

(それのたかなげいてるよりも)

それの多寡　嘆いてるよりも

(あらたなじぶんはじめるほうがいいはずだ)

新たな自分　始めるほうがいい筈だ

(なにもかもがよていされてない)

何もかもが予定されて無い

(そのせいしつをきめるものたち)

その性質を決めるものたち

(たしかめるべきことのおおさにいのちをむだづかいはできない)

確かめるべきことの多さに、命を無駄遣いはできない

(じっしょうけんしょうそれでかくしょう)

実証検証それで確証

(うごかないのがたしかだとしようにもそれも)

動かないのが　確かだとしようにもそれも

(なにかをささげたものだけにしかみられない)

何かを捧げたものだけにしか見られない

(このせかいにひとりこうしてうまれたのに)

この世界にひとりこうして生まれたのに

(そのはじめからのろわれてるそうなづけられたら)

そのはじめから呪われてるそう名付けられたら！

(からっぽのそんざいだけあとはなにもない)

からっぽの存在だけ　あとは何も無い

(ああうとましききりさめまりさ)

嗚呼疎ましき「きりさめまりさ」

(あまねくせかいにぜつぼうし)

遍く世界に絶望し

(だからのろえよのろえぜんぶのろってやれ)

だから、呪えよ、呪え、全部呪ってやれ！

(だれののろいよりもつよく)

誰の呪いよりも強く。

(ひとりのしょうじょのせかいをかえる)

一人の少女の世界を変える。

(それがはじめのまほう)

それが、はじめの魔法。

(おもいかえせばこれまでけして)

思い返せばこれまでけして

(しあわせにいきたわけじゃないが)

幸せに生きたわけじゃないが

(だけどだれかがだれかをすてるそんなかるはずみなものじゃない)

だけど、誰かが、誰かを棄てるそんな軽はずみなものじゃない

(だぜってすましてうふってかんじにわらってみても)

「だぜ」ってすまして「うふっ」って感じに笑ってみても

(それだけじゃなにもかえられぬ)

それだけじゃ何も変えられぬ

(そもそもすべてそのはじめからかえること)

そもそもすべてそのはじめから変えること

(ふしぎなことにせかいはひろく)

不思議なことに世界は広く

(しかるにこのてかくもちいさく)

然るにこの手かくも小さく

(だからそのさをうめるちからはなによりもきょうりょくなえねるぎー)

だからその差を埋める力は何よりも強力なエネルギー

(じゅうようなのはこうりつへんかん)

重要なのは効率変換

(ひつようあればなんであってかなえてみせる)

必要あれば　なんであって実現てみせる

(つかえるのならこのからだもつかうべきで)

使えるのならこの身体も使うべきで

(こいというちからそれにこいせよわたし)

恋という力　それに恋せよ私

(ならふつうのわたしをみてよさあいとおしきひと)

なら「普通」の私を見てよさあ『必要条件』！

(からっぽのそんざいだけなにかでつつんで)

からっぽの存在だけ　何かで包んで

(こううんのほしふこうのほし)

幸運の星　不幸の星

(せかいはおまえをきらっている)

世界はお前を嫌っている

(けれどわらえよわらえぜんぶわらってやれ)

けれど、笑えよ、笑え、全部笑ってやれ！

(だれのこえもわらいとばせ)

誰の声も笑いとばせ。

(おのれのすべてをわすれたさきに)

己の全てを忘れた先に。

(それがつづきのまほう)

それが、続きの魔法。

(へやのかたすみでなにかにおびえていたあのひび)

屋の　隅　何　　　えていたあ　日々

(あらがえぬりふじんになみだをながしたあのひび)

抗え　理不　　涙を　した　の日々

(そののろわれたなまえごとわすれるんだけしさるんだ)

その呪われた名前ごと忘れるんだ消し去るんだ！

(からっぽのそんざいだけはじまりはいつも)

からっぽの存在だけ　はじまりはいつも

(ああちからづよききりさめまりさ)

嗚呼力強き「きりさめ魔理沙」

(きょうこのばしょにうまれたわたしは)

今日この場所に生まれた私は

(のろえよのろえぜんぶのろってやれ)

呪えよ、呪え、全部呪ってやれ！

(だれののろいよりもつよく)

誰の呪いよりも強く。

(ひとりのしょうじょのせかいをかえる)

一人の少女の世界を変える。

(それがはじめのまほう)

それが、はじめの魔法！