お願いサマー

(ことしもでおくれた)

今年も出遅れた

(あついすなはまびりっけつで)

暑い砂浜びりっけつで

(かけぬけるはしゃぎながら)

駆け抜けるはしゃぎながら

(しせんはきみばっかりおってる)

視線は君ばっかり追ってる

(さんぐらすなんていみないほど)

サングラスなんて意味ないほど

(きみのしせんでとけそうになる)

君の視線で溶けそうになる

(めをそらしてもまたきみの)

目を逸らしてもまた君の

(すがたこのめにやきつけてる)

姿この目に焼き付けてる

(きみにきもちを)

君に気持ちを

(つたえるのはいちばんのりがいい)

（伝えるのは一番乗りがいい）

(なつのせいにしていいのなら)

夏のせいにしていいのなら

(きみのくちびるをうばうのもぼくがいい)

君の唇を奪うのも僕がいい

(おねがいさまーねえかみさま)

お願いサマーねえ神様

(ひとなつのこいとはいわずに)

一夏の恋とは言わずに

(らいねんもあかくやけた)

来年も赤く焼けた

(きみのはだみられるように)

君の肌見られるように

(おねがいさまーねえかみさま)

お願いサマーねえ神様

(もういいですかだれのせいにもしない)

もういいですか誰のせいにもしない

(うみとたいようがきすするまえに)

海と太陽がキスする前に

(きみのくちびるにふれていいですか)

君の唇に触れていいですか

(ぬれたかみかきあげて)

濡れた髪かき上げて

(みずしぶきみたいにはじけとぶ)

水飛沫みたいに弾け飛ぶ

(えがおでぼくにちかづく)

笑顔で僕に近づく

(ことしのなつはきみにねっちゅうしょう)

今年の夏は君に熱中症

(あつさのすきまからのぞく)

暑さの隙間から覗く

(きみのしせんにとけそうになる)

君の視線に溶けそうになる

(めをそらせないほどきみの)

目を逸らせないほど君の

(とけないまほうにかかってしまった)

溶けない魔法にかかってしまった

(ぼくのきもちに)

僕の気持ちに

(うそはなくてきみだけなんだ)

（嘘はなくて君だけなんだ）

(なつのせいのようなしろくほそい)

夏の生のような白く細い

(きみのことのがさないように)

君のこと逃がさないように

(だきしめたい)

抱きしめたい

(おねがいさまーねえかみさま)

お願いサマーねえ神様

(ひとなつのこいとはいわずに)

一夏の恋とは言わずに

(らいねんもきみのはだに)

来年も君の肌に

(ひやけどめぬれますように)

日焼け止め塗れますように

(おねがいさまーねえかみさま)

お願いサマーねえ神様

(もういいですかだれのせいにもしない)

もういいですか誰のせいにもしない

(うみとたいようがきすするまえに)

海と太陽がキスする前に

(きみのくちびるにふれていいですか)

君の唇に触れていいですか

(はやくいわなくちゃつたえなくちゃ)

早く言わなくちゃ伝えなくちゃ

(たいようがおちていく)

太陽が落ちていく

(きみがだれかのものになるまえに)

君が誰かのものになる前に

(おねがいさまーねえかみさま)

お願いサマーねえ神様

(ひとなつのこいとはいわずに)

一夏の恋とは言わずに

(らいねんもあかくやけた)

来年も赤く焼けた

(きみのはだみれますように)

君の肌見れますように

(おねがいさまーねえかみさま)

お願いサマーねえ神様

(もういいですかだれのせいにもしない)

もういいですか誰のせいにもしない

(うみとたいようがきすするまえに)

海と太陽がキスする前に

(きみのくちびるにふれていいですか)

君の唇に触れていいですか