ラストエンゲージ

(えいえんにけがれないかいらくによいしれる)

永遠に穢れない　快楽に酔いしれる

(おろかなよるにしんくのかくめい)

愚かな夜に　真紅の革命

(しんえんにきざまれたせつなのきおく)

深淵に刻まれた　刹那の記憶

(こどくさそうわなほらあかいつきがみている)

孤独誘う罠 ほら　赤い月が見ている

(いたずらにおちていくはねがいとおしい)

悪戯（いたずら）に堕ちていく　羽が愛おしい

(やみとおどるはてをしらずに)

闇と踊る　果てを知らずに

(きせきよりあまいうんめいというくちづけで)

奇跡より甘い　運命という口づけで

(ちらすつみのつばさあかくそめるちのしらべ)

散らす罪の翼　紅く染める血の旋律（しらべ）

(えいえんにけがれないたそがれをくるわせる)

永遠に穢れない　黄昏を狂わせる

(うたごえがひびくよもうまよわない)

歌声が響くよ　もう迷わない

(うたかたにかざりあうまぼろしはいらない)

うたかたに飾りあう　幻想（まぼろし）は要らない

(ほろびゆくいまをかえる)

滅びゆく　世界（いま）を変える

(しんりのじゅうじかしんくのやくそくを)

真理の十字架　真紅の『約束』を

(がらすのそらをてらすかがりびに)

硝子の空を照らす　篝火（かがりび）に

(けものたちよおいでとわにわるつえがこう)

ケモノたちよ おいで　永久（とわ）に円舞（ワルツ）描こう

(れいめいをまつだけのきょうにしゅうしふを)

黎明(れいめい)を待つだけのきょうに 終止符を

(きばをむいてときにあらがえ)

牙を剥いて　時流（とき）に抗え

(かわるべきみちをいっしゅんだけでけしてゆく)

変わるべき未来（みち）を　一瞬だけで消してゆく

(せんりつをきかせようあかくそまるこのうたを)

旋律を聞かせよう　紅く染まるこの歌を

(えいえんをけがさないついおくのじゅんけつが)

永遠を穢さない　追憶の純潔が

(かこをしばるくさりさえときはなつ)

過去を縛る鎖さえ解き放つ

(このみこわれつきてもうらぎりはいらない)

この身 壊れ尽きても 裏切りはいらない

(あざわらういまにささぐ)

嘲笑う　世界（いま）に捧ぐ

(いのちのしょうめいしんくのやくそくを)

生命（いのち）の証明　真紅の『約束』を

(そっとからみあうひめたゆびさききみととべるように)

そっと絡み合う　秘めた指先　君と飛べるように

(えいえんにけがれないかいらくによいしれる)

永遠に穢れない　快楽に酔いしれる

(おろかなよるにしんくのかくめい)

愚かな夜に　真紅の革命

(えいえんにけがれないかいらくによいしれる)

永遠に穢れない　快楽に酔いしれる

(さいごのよるはせめてふたりきりで)

最期の夜は せめて 二人きりで

(ちぎりかわすだけならやくそくはいらない)

契り交わすだけなら　『約束』は要らない

(だきしめてわらっていてそれがしゅうえん)

抱きしめて　微笑（わら）っていて　それが終焉

(わかれからはじまるしんくのかくめい)

別離（わかれ）から始まる　真紅の革命

(それだけを)

それだけを

(しんじて・・・)

信じて・・・