二月の花嫁

(あなたとそだててきたあいは)

あなたと育ててきた愛は

(もうはながさくわけでもなくて)

もう花が咲くわけでもなくて

(かといってかれるわけでもない)

かといって、枯れるわけでもない

(そうやってつづいていくのだろう)

そうやって続いていくのだろう

(あなたにもらったものはどうも)

あなたに貰ったものはどうも

(あたたかくてまぶしくて)

温かくて、眩しくて、

(このちいさなむねをうめてしまう)

この小さな胸を埋めてしまう

(わたしじゃとてもかえせやしないからさ)

私じゃとても返せやしないからさ

(いまはそれをふたりきりでわけあうことをえらんだ)

今は、それを二人きりで分け合うことを選んだ

(あなたとあえるひがきょうから)

あなたと会える日が今日から

(わたしのあたりまえになっていくんだね)

私の当たり前になっていくんだね

(ありがとうねしあわせになるからね)

ありがとうね　幸せになるからね

(わたしがほしかったもののぞんだことすべてを)

私が欲しかったもの、望んだこと全てを

(しろいぶーけにあずけてきたよ)

白いブーケに預けてきたよ

(かなえてもらったからね)

叶えてもらったからね

(あなたとであうまえのわたしはもっと)

あなたと出会う前の私はもっと

(なきむしでひどくがさつで)

泣き虫で、ひどくがさつで

(あなたでよかったとおもった)

あなたで良かったと思った

(いつだってわらうわたしがいた)

いつだって笑う私がいた

(あのころからずっとちいさくちかづきあって)

あの頃からずっと小さく近づきあって

(きれいなこいをしました)

綺麗な恋をしました

(いまさらつたえることでもないけど)

今更、伝えることでもないけど

(きいておいてだいすきよ)

聞いておいて　「大好きよ」

(あなたにもらったものはぜんぶ)

あなたに貰ったものは全部

(あたたかくてまぶしくて)

温かくて、眩しくて、

(このちいさなむねじゃたりなくて)

この小さな胸じゃ足りなくて

(ひとりじゃきっとかかえきれないからさ)

一人じゃきっと抱えきれないからさ

(おねがいもつのてつだってよ)

お願い、持つの手伝ってよ

(わたしもいつかかえすから)

私もいつか返すから

(あなたとあえるひがきょうから)

あなたと会える日が今日から

(わたしのあたりまえになっていくんだね)

私の当たり前になっていくんだね

(ううんちがううれしくてないてるの)

ううん、違う　嬉しくて泣いてるの

(ただあなたをみつめた)

ただ、あなたを見つめた

(はないろのそらはあけきょうというひにてをつないでいる)

花色の空は明け、今日という日に手を繋いでいる

(しあわせによくにていた)

幸せによく似ていた

(あなたとあえるひがきょうから)

あなたと会える日が今日から

(わたしのあたりまえになっていくんだね)

私の当たり前になっていくんだね

(ありがとうねしあわせにするからね)

ありがとうね　幸せにするからね

(わたしがほしかったもののぞんだこと)

私が欲しかったもの、望んだこと

(それはねあなただったの)

それはね、あなただったの

(だからいっしょうとなりでわらいかけて)

だから一生、隣で笑いかけて