タバコ

(ぼくのこのいきがとまったころ)

僕のこの息が止まった頃

(このうたはだれがうたうかな)

この歌は誰が歌うかな

(だれがあいしてくれるかな)

誰が愛してくれるかな

(あなたはうたってくれるかな)

あなたは歌ってくれるかな

(いつまでたってもぼくはここでうたっているよ)

いつまで経っても僕はここで歌っているよ

(ぼくなりのぼくであなたにうたをうたうよ)

僕なりの僕であなたに歌を歌うよ

(１７のなつのよる８がつはんばのよる)

１７の夏の夜８月半ばの夜

(ぼくはきみにであって)

僕は君に出会って

(それからまいばんのよう)

それから毎晩の様

(こえをたよりにいきてきた)

声を頼りに生きてきた

(ぼくはあなたのこえをたよりに)

僕は　あなたの声を頼りに

(そうけむりをすってはくぼくをあなたはみていたよね)

そう　煙を吸って吐く僕をあなたは見ていたよね

(かなしそうなかおでぼくをみて)

悲しそうな顔で僕を見て

(そんなぼくにきみはみたされて)

そんな僕に君は満たされて

(いつものぼくならだまってあやまっていたよね)

いつもの僕なら黙って謝っていたよね

(ごめんねってごめんねって)

ごめんねって　ごめんねって

(ぼくはあなたにいっていたよね)

僕はあなたに言っていたよね

(いきはしてるからだいじょうぶ)

息はしてるから大丈夫

(ぼくはまだここでいきているから)

僕はまだここで生きているから

(きみのこえもまだきけるから)

君の声もまだ聞けるから

(たばこをすってるぼくをみて)

タバコを吸ってる僕を見て

(あなたはどんなおもいでいるんだいおしえてよ)

あなたはどんな思いでいるんだい　教えてよ

(ぼくのこのいきがとまったころ)

僕のこの息が止まった頃

(このうたはだれがうたうかな)

この歌は誰が歌うかな

(だれがあいしてくれるかな)

誰が愛してくれるかな

(あなたはうたってくれるかな)

あなたは歌ってくれるかな

(いつまでたってもぼくはここでうたっているよ)

いつまで経っても僕はここで歌っているよ

(ぼくなりのぼくであなたにうたをうたうから)

僕なりの僕であなたに歌を歌うから

(ねぇぼくはいきているよぼくはいきてるよ)

ねぇ　僕は生きているよ　僕は生きてるよ

(ぼくのこえはきこえているだろ？)

僕の声は聞こえているだろ？

(きいてるからいまここにいるんだろ？)

聞いてるからいまここにいるんだろ？

(いつだってうたっていたいさそりゃ)

いつだって歌っていたいさそりゃ

(ぼくをまっていてくれないか)

僕を待っていてくれないか

(ぼくなりのぼくでうたをうたうから)

僕なりの僕で歌を歌うから

(いきはしてるからだいじょうぶ)

息はしてるから大丈夫

(ぼくはまだここでいきているから)

僕はまだここで生きているから

(きみのこえもまだきけるから)

君の声もまだ聞けるから

(たばこをすってるぼくをみる)

タバコを吸ってる僕を見る

(そんなあなたをみながらぼくはうたった)

そんなあなたを見ながら僕は　歌った

(ぼくのこのいきがとまったころ)

僕のこの息が止まった頃

(このうたはだれがうたうかな)

この歌は誰が歌うかな

(だれがあいしてくれるかな)

誰が愛してくれるかな

(あなたはうたってくれるかな)

あなたは歌ってくれるかな

(いつまでたってもぼくはここでうたっているよ)

いつまで経っても僕はここで歌っているよ

(ぼくなりのぼくでうたをうたうから)

僕なりの僕で歌を歌うから

(やさしさもうそだってほんとうのこともうたうよ)

優しさも嘘だって本当のことも歌うよ

(ぼくなりのぼくであなたにうたをうたうよ)

僕なりの僕であなたに歌を歌うよ