アオイハル

(かたくむすんだてのひらが)

固く結んだ手のひらが

(ほどけないように)

ほどけないように

(このてにひっぱられているのは)

この手に引っ張られているのは

(きっとぼくのほうだ)

きっと 僕の方だ

(あなたにこいをして)

あなたに恋をして

(あなたはこいをしている)

あなたは恋をしている

(そのながれるなみだがだれかを)

その流れる涙が誰かを

(おもっているあかしなら)

思っている証拠なら

(あまおともっとさけんでほおぬらして)

雨音 もっと叫んで頬濡らして

(ぼくじゃぬぐえないから)

僕じゃ拭えないから

(あかいいとほどけるあいだは)

赤い糸解ける間は

(あたらしいいとがむすばれるまえなら)

新しい糸が結ばれる前なら

(へっどらいとでてらされた)

ヘッドライトで照らされた

(まほうのなかでねがうだけで)

魔法の側で 願うだけで

(あなたはこいをして)

あなたは恋をして

(ぼくはまたみまもっている)

僕はまた見守っている

(このおびえるこころがあなたを)

この怯える心があなたを

(おもっているあかしなら)

想っている証なら

(ふるえてるあいをさけんでほおぬらして)

震えてる愛を叫んで頬濡らして

(もしもとどかなくても)

もしも届かなくても

(そのあふれるなみだがぼくには)

その溢れる涙が僕には

(きれいにひかってしまうよ)

綺麗に光ってしまうよ

(あまおともっともっとこえをからして)

雨音 もっともっと声を枯らして

(ぼくのまほうをあおいはるにとかして)

僕の魔法を青い春に溶かして