tale「底を見れたら」
これはSCP-5670のtaleです。
これはSCP-5670を先に見るのを推奨するものです。(?)
このSCPは自作の物であり、本家様のSCPとは全く関係はございません。
「カテゴリ週間」実施中!
・50~55 難解週間
・55~60 ホラー週間
・60~65 感動
・65~70 ???
・70~75 ???
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問題文
(「ああ、やっぱりちがったんだな」)
「ああ、やっぱり違ったんだな」
(しんゆうがいう。)
親友が言う。
(きょうでけんきゅうのさいしゅうびだ。)
今日で研究の最終日だ。
(けつろんは、「ただのふね」。)
結論は、「ただの船」。
(こんなのにおれらは3ねんついやした。)
こんなのに俺らは3年費やした。
(この3ねんをつかっていったいなにができたか。)
この3年を使って一体何ができたか。
(...はらがへった。なにかくうか。)
...腹が減った。何か食うか。
(ちかくのこんびにによってなにかかおうか。もうかえってじすいしてしまおうか。)
近くのコンビニによって何か買おうか。もう帰って自炊してしまおうか。
(おれらはscp-5670のためにこようされたいわゆるけんきゅうしゃだ。)
俺らはSCP-5670のために雇用されたいわゆる研究者だ。
(まあけんきゅうがおわったからおれらはあしたきおくしょりされてなげだされる。)
まあ研究が終わったから俺らは明日記憶処理されて投げ出される。
(しんゆうもおなじで、おれらはまあまあなかがくしゃだったんだよな。)
親友も同じで、俺らはまあまあな科学者だったんだよな。
(でも3ねんもしっそうしたことになってるし、ふつうのかいしゃではたらくか。)
でも3年も失踪したことになってるし、普通の会社で働くか。
(そうしたらしんゆうからめっせーじがきた。)
そうしたら親友からメッセージが来た。
(そこにはぐしゃぐしゃにされたscp-5670のほうこくしょと)
そこにはぐしゃぐしゃにされたSCP-5670の報告書と
(「おつ」のいちもんじだけがあった。)
「乙」の一文字だけがあった。
(ふつうだったらくびにされるが、もうあしたしょりされるみ。)
普通だったらクビにされるが、もう明日処理される身。
(いまさらなにしたってむだなんだ。)
いまさら何したって無駄なんだ。
(そしてしんゆうにめっせーじをかえす。)
そして親友にメッセージを返す。
(「やばwww」)
「やばwww」
(「これどうしよ...www」)
「これどうしよ...www」
(「がくぶちにかざったら?「ざいだんかいこきねん」ってw」)
「額縁に飾ったら?『財団解雇記念』ってw」
(「それいいなわらい)
「それいいな笑
(がくぶちかってくる」)
額縁買ってくる」
(「がんばれwww」)
「頑張れwww」
(そしてすうふんご、しんゆうからがぞうが。)
そして数分後、親友から画像が。
(そこには「ざいだんかいこきねん」とかかれたかみがらんざつにはられたがくぶち。)
そこには「財団解雇記念」と書かれた紙が乱雑に張られた額縁。
(そのなかにまるめられたほうこくしょが。)
その中に丸められた報告書が。
(「ないすすぎwww」)
「ナイスすぎwww」
(「どうせきづかれないしものおきいれとこ」)
「どうせ気づかれないし物置入れとこ」
(「ああさんねんまえにもどりてーな」)
「ああ三年前に戻りてーな」
(「それな」)
「それな」
(「もうねむいからねるわ」)
「もう眠いから寝るわ」
(「おつー」)
「おつー」
(...はぁ。ねよ。)
...はぁ。寝よ。
(そしてきおくしょりとうじつ。)
そして記憶処理当日。
(「scp-5670のほうこくしょは?」)
「SCP-5670の報告書は?」
(「ぼくのですくとっぷにこぴーしておきました」)
「僕のデスクトップにコピーしておきました」
(「よし。じゃあきおくしょりするから。ありがとうな。」)
「よし。じゃあ記憶処理するから。ありがとうな。」
(...そのときおれはきづいた。)
...その時俺は気づいた。
(なぜscp-5670のおぶじぇくとくらすがunknownだった?)
なぜSCP-5670のオブジェクトクラスがUnKnownだった?
(おれらのさいごのしんてんは...)
俺らの最後の進展は...
(「「なにか」がかくちょうしていたこと」。)
「「何か」が拡張していたこと」。
(ほんとうのscp-5670はなにだったんだ?)
本当のSCP-5670は何だったんだ?
(もしscp-5670が「なにか」だとしたら、そとのふねは?)
もしSCP-5670が「何か」だとしたら、外の船は?
(なにをもちいてもかくちょうはとめられなかった。)
何を用いても拡張は止められなかった。
(そしてそとのふねはこわれやすい...)
そして外の船は壊れやすい...
(scp-5670はえいえんにかくちょうしつづけていくのか?)
SCP-5670は永遠に拡張し続けていくのか?
(そして...)
そして...
(「ばきっ」)
「バキッ」
(そのしゅんかん、なぞのふねがどんどんたてものをのみこむ。)
その瞬間、謎の船がどんどん建物を飲み込む。
(しょくいんはいっしゅんでのまれた。)
職員は一瞬で飲まれた。
(そしてふねはちかづいてくる。)
そして船は近づいてくる。
(がいのふねはscp-5670のさいごのとりでだったのだ。)
外の船はSCP-5670の最後の砦だったのだ。
(そしてしんゆうがいった。おれらのさいごのゆいごんだ。)
そして親友が言った。俺らの最後の遺言だ。
(「ああ、やっぱりちがったんだな。おれらのけつろんは。」)
「ああ、やっぱり違ったんだな。俺らの結論は。」