SMAP『Triangle』

(としんをすこしはずれた)

都心を少し外れた

(ちいさなこのへやから)

小さなこの部屋から

(どんなにめをこらせど)

どんなに目を凝らせど

(みえないものばかりだ)

見えないものばかりだ

(たとえばとおいそらに)

例えば、遠い空に

(だれかがいのっていたり)

誰かが祈っていたり

(たとえばみをひそめて)

例えば、身を潜めて

(きみがおびえてたり)

キミが怯えてたり

(すべてにみちたりたあすのひを)

すべてに満ち足りた 明日の日を

(もとめさまようもうじゃのかげ)

求め彷徨う 亡者の影

(はかいでしかみいだせない)

破壊でしか見出せない

(みらいのせかいをあいせないよ)

未来の世界を 愛せないよ

(ぼくのめがきみのてがぼくらのこえが)

僕の目が キミの手が 僕らの声が

(それぞれことなっているように)

それぞれ異なっているように

(じゆうでこそいのちだから)

自由でこそ 生命だから

(ぼくのはだきみのははぼくらのあいは)

僕の肌 キミの母 僕らの愛は

(あおくうかぶちっぽけなほしに)

蒼く浮かぶ ちっぽけな惑星(ほし)に

(まいおりたきせき)

舞い降りた奇蹟

(むくちなそふのおもいが)

無口な祖父の想いが

(ちちへとときをまたぎ)

父へと時代(とき)を跨ぎ

(いちずにのぼりつづけた)

一途に登り続けた

(ひどくかこくなみち)

ひどく過酷な道

(わずかなくるしみもしらぬまま)

わずかな苦しみも知らぬまま

(のちにうまれいきるぼくら)

後に生まれ 生きる僕ら

(うけつごうそのおもい)

受け継ごう その想い

(こえのかぎりにつたえるんだ)

声の限りに 伝えるんだ

(たいこくのひーろーやせんかのしょうじょ)

大国の英雄(ヒーロー)や戦火の少女

(それぞれおもさのおなじ)

それぞれ重さの同じ

(とうとぶべきいのちだから)

尊ぶべき 生命(いのち)だから

(せいかんなかおつきでかまえたじゅうは)

精悍な顔つきで構えた銃は

(ほかでもなくぼくらのこころに)

他でもなく 僕らの心に

(つきつけられてる)

突きつけられてる

(ふかくふかくきざまれた)

深く深く 刻まれた

(あのきずのように)

あの傷のように

(ぼくのめがきみのてがぼくらのこえが)

僕の目が キミの手が 僕らの声が

(それぞれことなっているように)

それぞれ異なっているように

(じゆうでこそいのちだから)

自由でこそ 生命だから

(ぼくのはだきみのははぼくらのあいは)

僕の肌 キミの母 僕らの愛は

(あおくうかぶちっぽけなほしに)

蒼く浮かぶ ちっぽけな惑星(ほし)に

(まいおりたきせき)

舞い降りた奇蹟

(たいこくのかなしみもみはてぬははも)

大国の悲しみも 見果てぬ母も

(それぞれおもさのおなじ)

それぞれ重さの同じ

(とうとぶべきいのちだから)

尊ぶべき 生命(いのち)だから

(せいかんなかおつきでかまえたじゅうは)

精悍な顔つきで構えた銃は

(ほかでもなくぼくらのこころに)

他でもなく 僕らの心に

(つきつけられてる)

突きつけられてる

(そうおびえるきみのてで)

そう、怯えるキミの手で