トキノタイカ

(やみのしじまにうごめくもの)

闇の静寂に　蠢くモノ

(おそろしくてめをそらせずにそれをみていた)

恐ろしくて目を逸らせずに　それを見ていた

(わたしはひどくおびえてるおおいつくすのみこまれてゆく)

私は　ひどく怯えてる（覆いつくす　飲み込まれてゆく）

(どうしようもないほどにのがれられぬさいごのとき)

どうしようもないほどに逃れられぬ最後の刻

(あたえてすべてふめつなるもの)

与えてすべて不滅なるモノ

(わたしをわたしにかたちづくりなさい)

私を私に形作りなさい

(もとめてすべてふめつなるもの)

求めてすべて不滅なるモノ

(わたしとかわしたとわのやくそく)

私と交わした永久の約束

(てんをつらぬくようなあらたなひかりとなれ)

天を貫くような　新たな光となれ

(めにするものにむねたかなる)

目にするモノに胸高鳴る

(あらあらしくうぶごえあげるあかごのように)

荒々しく産声上げる赤子のように

(わたしはひどくあんどするうまれかわるひきよせられてく)

私はひどく安堵する（生まれ変わる　引き寄せられてく）

(どうしようもないほどにかけがえないこのしゅんかん)

どうしようもないほどに　かけがえないこの瞬間

(なくしてすべてふめつなるもの)

失くしてすべて不滅なるモノ

(わたしをわたしにさあおかえしなさい)

私を私にさあ　お返しなさい

(のぞんですべてふめつなるもの)

望んですべて不滅なるモノ

(わたしにやどしたとわのきおくを)

私に宿した永久の記憶を

(そらをひきさくようなとどろくひかりとなれ)

空を引き裂くような　轟く光となれ

(かぎりあるいのちつきゆきてかえりゆくらいせへ)

限りある命尽きゆきて　還りゆく来世へ

(あらがえぬながれなりふめつなるものの)

抗えぬ流れなり　不滅なるモノの

(かなしきしゅくめい)

悲しき宿命

(あたえてすべてふめつなるもの)

与えてすべて不滅なるモノ

(わたしをわたしにかたちづくりなさい)

私を私に形作りなさい

(もとめてすべてふめつなるもの)

求めてすべて不滅なるモノ

(わたしとかわしたとわのやくそく)

私と交わした永久の約束

(てんをつらぬくようなあらたなひかりとなれ)

天を貫くような　新たな光となれ

(さきゆくひかりとなれ)

先行く光となれ