36゜C

(ねえこのまちのゆきはすこしおもたくて)

ねえ この街の雪は少し重たくて

(ああぶきようなわたしにはあるきづらいな)

ああ 不器用な私にはあるきづらいな

(ねえおおげさによういしたぷれぜんと)

ねえ 大げさに用意したプレゼント

(ああむすんだりぼんすこしほどけてる)

ああ 結んだリボン 少し解けてる

(なにもいわずさしだすとき)

何も言わず差し出すとき

(きみのてがかさなるとき)

君の手が重なるとき

(おなじきもちでいることそれを)

同じ気持ちでいること それを

(うんめいとよんでもいいかな)

運命と呼んでもいいかな

(このてにつたうぬくもり)

この手に伝うぬくもり

(これもきっとふゆのせい)

これもきっと冬のせい

(くちびるよりまなざしより)

唇より 眼差しより

(おしゃべりなさんじゅうろくど)

おしゃべりな36°C

(ましろくそまるといき)

真白く染まる吐息

(まじりあうぐらいのきょり)

交じり合うくらいの距離

(ねえきいてほしいほかのだれにもひみつのことば)

ねえ聞いてほしい 他の誰にも秘密の言葉

(きみをあいしてる)

君を愛してる

(あまりはしゃぐところぶぞ)

「あまりはしゃぐと転ぶぞ」

(きみのてがすこしりきむ)

君の手が少し力む

(ささえたりささえられたりこうやって)

支えたり支えられたり こうやって

(いつまでもあるいていけるかな)

いつまでも歩いていけるかな

(そまるほおはちょっとあかい)

染まる頬はちょっと赤い

(これもきっとふゆのせい)

これもきっと冬のせい

(がくふのないしんぞうのにじゅうそう)

楽譜のない 心臓の二重奏

(ぎこちないあれぐれっと)

ぎこちないアレグレット

(はずむむねのたかなり)

弾む胸の高鳴り

(きこえるぐらいのきょり)

聞こえるぐらいの距離

(ねえきいてほしいみみをかしてほんのよんびょうだけ)

ねえ聞いてほしい 耳を貸して ほんの４秒だけ

(きみをあいしてる)

君を愛してる

(ことばだけじゃたりない)

言葉だけじゃ足りない

(おもうだけじゃとどかない)

想うだけじゃ届かない

(こころかよわすおんど)

心通わす温度

(えいえんにえいえんに)

永遠に 永遠に

(はなれないはなさない)

離れない 離さない

(このてにつたうぬくもり)

この手に伝うぬくもり

(これもきっとふゆのせい)

これもきっと冬のせい

(くちびるよりまなざしより)

唇より 眼差しより

(おしゃべりなさんじゅうろくど)

おしゃべりな36°C

(ましろくそまるといき)

真白く染まる吐息

(まじりあうぐらいのきょり)

交じり合うぐらいの距離

(ねえきいてほしいほかのだれにもひみつのことば)

ねえ聞いてほしい 他の誰にも秘密の言葉

(きみをあいしてる)

君を愛してる

(あいしてる)

愛してる