スピカ

(そういえばいつからかゆうひがすきになった)

そういえばいつからか夕日が好きになった

(きっととおくてをふるちいさなかげがまたみれるきがするから)

きっと遠く手を振る小さな影がまた見れる気がするから

(なまえもしらなかったきみのよこがおにこいしたひ)

名前も知らなかった君の横顔に恋した日

(うんめいだなんてだいそれたものでもないんだけれど)

運命だなんてゆうほど大それたものでも無いんだけれど

(めがあうだけでまんぞくだったきたいしないようなきょりで)

目が合うだけで満足だった期待しないような距離で

(むねにしまってただいじなことばずっといえないまま)

胸に仕舞ってた大事な言葉ずっと言えないまま

(わすれさせてよぜんぶぜんぶさきみのぬくもりをそのこえを)

忘れさせてよ全部全部さ君の温もりをその声を

(しらなければたぶんあじけのないそれなりのあしたをいきていたんだ)

知らなければ多分味気の無いそれなりの明日を生きていたんだ

(こんなこんなさいろあせたひでもゆうひがしずんだら)

こんなこんなさ色褪せた日でも夕日が沈んだら

(かがやくほしぞらそれにかさなるきみは)

輝く星空それに重なる君は

(ひどいひとだ)

酷い人だ

(なまえもしらなかったきみのそばにいるようになった)

名前も知らなかった君の傍に居るようになった

(うんめいだとかじゃなくてきっとひとよりうんがよかったんだね)

運命だとかじゃなくてきっと運が人より良かったんだね

(うつろうきせつたいせつなものほどになくしてからきづくんだ)

移ろう季節大切なもの程に失くしてから気づくんだ

(てをのばしてももどらないときどれだけいのってもさ)

手を伸ばしても戻らない時どれだけ祈ってもさ

(おもいこがれていくあてもない)

想い焦がれて行く宛も無い

(そんなこごえそうなよるにみあげたそらてらすまたたくほし)

そんな凍えそうな夜に見上げた空照らす瞬く星

(ずっとみてくれてた)

ずっと見てくれてた

(わすれさせてよぜんぶぜんぶさそしたらそれなりにいきて)

忘れさせてよ全部全部さそしたらそれなりに生きて

(なんとなくのじんせいすごすからだけどそれじゃあもうだめだよね)

なんとなくの人生過ごすからだけどそれじゃあもうダメだよね

(わすれないからもうぜったいにきみのぬくもりもそのえがおも)

忘れないからもう絶対に君の温もりもその笑顔も

(きょうもゆうひがしずめばほしがかがやくからさ)

今日も夕日が沈めば星が輝くからさ

(ねえ　そうでしょ)

ねえ　そうでしょ

(いつもどおりそのしあわせをおしえてくれたきみは)

いつも通りその幸せを教えてくれた君は

(やっぱりひどいひとだ)

やっぱり酷い人だ