ゾッコン / MONONO AWARE

(ああぼくはきみにぞっこんだ！)

ああ僕は君にゾッコンだ！

(もうぼくはきみにろっくおんだ！)

もう僕は君にロックオンだ！

(うんめいなんだろうまえのこいとはちがうぜ)

運命なんだろう　前の恋とは違うぜ

(まいかいいってるきもしなくもないけど)

毎回言ってる気もしなくもないけど

(あぷろーちもいっきゅういっきゅうにゅうこんだ！)

アプローチも一球一球入魂だ！

(ああでもどのきゅうしゅをとってものーこんだ！)

ああでもどの球種をとってもノーコンだ！

(でもあきらめちゃうほどかんたんじゃないんだね)

でもあきらめちゃうほど簡単じゃないんだね

(ろくなことにならないきしかしないけど)

ろくなことにならない気しかしないけど

(とんださいのうそうなそのしろいはだや)

とんだ才能そうなその白い肌や

(ぱっちりしためとそのすんだこえ)

ぱっちりした目とその澄んだ声

(なによりもそのいでたちが)

何よりもその出で立ちが

(あなたのせんばいとっきょでしょう)

あなたの専売特許でしょう

(ああできればぜひともあなたとけっこんだ！)

ああできれば是非ともあなたと結婚だ！

(だがしかしでかけたことばはひっこんだ！)

だがしかし出かけた言葉は引っ込んだ！

(こりゃいったいなんだろう)

こりゃいったい何だろう

(ことばえらびにこまるぜ)

言葉選びに困るぜ

(なぜべすとなことばがうかばないんだろう)

なぜベストな言葉が浮かばないんだろう

(とうらくせんじょうぎりぎりのせんすや)

当落線上ギリギリのセンスや

(いまだかつてないもじのしようれい)

いまだかつてない文字の使用例

(なによりもめのつけどころが)

何よりも目の付けどころが

(あなたいがいらしからぬところでしょう)

あなた以外らしからぬところでしょう

(ようもないのににかいのろうかをあるき)

用もないのに　2階の廊下を歩き

(きみがしかいにはいったら)

君が視界に入ったら

(それはえらいでっかいめっけもんだね！)

それはえらいでっかいめっけもんだね！

(かしたまふらーにしみついたきみのかおり)

貸したマフラーに　染みついた君の香り

(きみがしかいからきえたら)

君が視界から消えたら

(ちょいとだけまいてかいでなんて)

ちょいとだけ巻いて嗅いでなんて

(したかったけれど)

したかったけれど

(しなかったけれど)

しなかったけれど

(ひつぜつにつくしがたいほど)

筆舌に尽くしがたいほど

(あらわしきれないこのかんじょうも)

あらわしきれないこの感情も

(かつぜつにつくしがたいけど)

滑舌に尽くしがたいけど

(あらわしてみたいのがこのぼくです)

あらわしてみたいのがこの僕です

(ないてないてないてなきつかれても)

泣いて泣いて泣いて泣き疲れても

(おちつくことないこのかんじょうも)

落ち着くことないこの感情も

(あなたがいないとあじわえない)

あなたがいないと味わえない

(あなたがいないとあじわえない)

あなたがいないと味わえない

(ああぼくはきみにぞっこんだ！)

ああ僕は君にゾッコンだ！

(もうぼくはきみにろっくおんだ！)

もう僕は君にロックオンだ！

(ぞっこんだんしはよにそうそういないぜ)

ゾッコン男子は　世にそうそういないぜ

(きっとこれはむすばれるしかないんだろう)

きっとこれは結ばれるしかないんだろう