カノープス
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歌詞(問題文)
(えいせいのうらでこわれそうな)
衛星の裏で 壊れそうな
(あかりがひとつぎんがをさまよってる)
灯りが一つ 銀河を彷徨ってる
(くべるひかりもおとすかげも)
焚べる光も 落とす影も
(どちらもないしほしいともおもわなかった)
どちらもないし 欲しいとも思わなかった
(わすれられたほしのあさのこないなつのひ)
忘れられた星の 朝のこない夏の日
(きみがのばしたてをこばんだぼくに)
君が伸ばした手を拒んだ僕に
(あなたのいろすごくきれいだよ)
「あなたの色、すごく綺麗だよ」
(そういってきみはわらった)
そう言って 君は笑った
(このてがきみのこころにふれた)
この手が 君の心に触れた
(それはにぶいいたみをともなった)
それは鈍い痛みを伴った
(のぞんではいけないのに)
望んではいけないのに
(いつかおわってしまうのに)
いつか終わってしまうのに
(きみにひかりをみてしまった)
君に光を見てしまった
(あまいおんどをしってしまった)
甘い温度を知ってしまった
(こぼさないようにくずれないように)
溢さないように 崩れないように
(そのすがたをたしかめた)
その姿を確かめた
(ひかりがさしてかげをきざんだ)
光が刺して 影を刻んだ
(このいたみのりゆうも)
この痛みの理由も
(すべてしっていたのに)
全て知っていたのに
(きみのてがぼくのむこうへとすけた)
君の手が 僕の向こうへと透けた
(そこにおんどもいたみもなかった)
そこに温度も痛みもなかった
(うしなうくらいなら)
失うくらいなら
(さいしょからいらないのに)
最初からいらないのに
(それでものぞんでしまった)
それでも望んでしまった
(さよならはるかとおくのきみよ)
さよなら 遥か遠くの君よ
(ちがうほしでうまれたんだぼくら)
違う星で生まれたんだ僕ら
(ひかりをうばったざんじも)
光を奪った残滓も
(いまはいとおしいんだよ)
今は愛おしいんだよ
(きみがつけたあかのいろ)
君がつけた赤の色
(はがれだすおもいでも)
剥がれだす思い出も
(きえてしまったおんども)
消えてしまった温度も
(きみにふれたあのなつも)
君に触れたあの夏も
(このいたみがゆいいつのあかしだ)
この痛みが唯一の証だ