本音

(ちゃんとおくまできづいていたかった)

ちゃんと奥まで気付いていたかった

(すこしのびてるひげ)

少し伸びてる髭

(いまさらわかってしまってよあけ)

今さら分かってしまって 夜明け

(ねぼけたままでかさねてくるて)

寝ぼけたままで重ねてくる手

(それがわたしたちのすべてだった)

それが 私たちの全てだった

(きみのこのみにあわせたかみのけ)

君の好みに合わせた髪の毛

(ひとつのふとんのおくにみえないこたえ)

一つの布団の奥に見えない答え

(ひびのほんねだまったままにぎりかえすだけ)

日々の本音黙ったまま握り返すだけ

(ふざけたことば)

ふざけた言葉

(そとはへいじつここだけのきす)

外は平日 ここだけのキス

(かえるはずだったじかんはいつだっけ)

帰るはずだった時間はいつだっけ

(ってもうこのままでいよう)

ってもうこのままでいよう

(おもいがつうじないことばで)

想いが通じない言葉で

(くうきをうめてきょりをつめて)

空気を埋めて 距離を詰めて

(もうすこしだけほんのすこしだけ)

もう少しだけ ほんの少しだけ

(わたしたちまだごまかしていたかったな)

私達まだ誤魔化していたかったな

(いまは)

今は

(むりをしてくれてるそんなこと)

無理をしてくれてる そんな事

(むりをしてでもきづかないつもりでいたい)

無理をしてでも気づかないつもりでいたい

(あのままはいなかった)

あのままはいなかった

(そのままでいたかった)

そのままでいたかった

(あのままではいなかった)

あのままではいなかった

(このままがいたかった)

このままが痛かった

(おもいがつうじないことばで)

想いが通じない言葉で

(なみだをうめてこいはさびて)

涙を埋めて 恋はサビて

(もうすこしだけあとすこしだけ)

もう少しだけ あと少しだけ

(わたしたちまだそのままで)

私達まだそのままで

(きみのほほにきすをするいみは)

君の頬にキスをする意味は

(たまにはめがあいたかったからだ)

たまには目が合いたかったからだ

(おもいがつうじるめせんで)

想いが通じる目線で

(くうきをうめてほんねはかくして)

空気を埋めて 本音は隠して

(もうすこしだけまだこのままで)

もう少しだけ まだこのままで

(さびしがりやはおたがいでいよう)

寂しがり屋はお互いでいよう

(おもいがつうじないことばに)

想いが通じない言葉に

(みをまかせてじかんをおくらせて)

身を任せて 時間を遅らせて

(もうすこしだけずっとこのままで)

もう少しだけ ずっとこのままで

(わたしたちまだごまかしたままでいよう)

私達まだ誤魔化したままでいよう…

(ほんねをいいいつかさよならがいい)

本音を言い いつかさよならが良い

(てにはあいかぎなにかをいおうとしているきみ)

手には合鍵 何かを言おうとしている君