終楽章

(あどけのないそのえがおに)

あどけのないその笑顔に

(まどわされてためらわれて)

惑わされてためらわれて

(いくどとなくいいそびれた)

幾度となく言いそびれた

(ほんとうのこといまはなすわ)

本当のこと今話すわ

(すこしさむいあなたのへや)

少し寒いあなたの部屋

(むかいあってみつめあって)

向い合って見つめ合って

(もしかしたらこれがさいご)

もしかしたらこれが最後

(おもいでさえいみをなくす)

想い出さえ意味を失くす

(おねがいこころがわりをせめないで)

お願い心変わりを責めないで

(このままいつわりつづけることが)

このまま偽り続けることが

(あなたをもっとふかくきずつけるわ)

あなたをもっと深く傷つけるわ

(いちどはあれほどもえたふたりだから)

一度はあれほど燃えたふたりだから

(なおさらともだちにももどれない)

なおさら友達にも戻れない

(こんなにしりつくしたそのあとでは)

こんなに知り尽くしたそのあとでは

(こいとよべばあますぎるわ)

恋と呼べば甘すぎるわ

(あいとよべばおもすぎるわ)

愛と呼べば重すぎるわ

(だけどかれについていくわ)

だけど彼について行くわ

(まちのうわさきにしないで)

街の噂気にしないで

(やさしさだけもとめたけど)

優しさだけ求めたけど

(やさしさではたりなかった)

優しさでは足りなかった

(だれがわるいわけじゃなくて)

誰が悪いわけじゃなくて

(ただすべてがうんめいだと)

ただすべてが運命だと

(ゆるしてあたらしいゆめをえらんだわたしを)

許して新しい夢を選んだ私を

(あなたとえがけなかった)

あなたと描けなかった

(あしたをつかむためにあるきだすの)

明日を掴むために歩き出すの

(いつしかわらいばなしになるときがきたなら)

いつしか笑い話になる時が来たなら

(どこかですれちがっても)

どこかですれ違っても

(しらないふりしないでこえかけてね)

知らない振りしないで声かけてね

(どこかですれちがっても)

どこかですれ違っても

(しらないふりしないでこえかけてね)

知らない振りしないで声かけてね