舞姫
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歌詞(問題文)
(きりけむるがすとうのひが)
霧けむる瓦斯灯の火が
(きみのひとみのなみだをてらす)
君の瞳の涙を照らす
(ものすべてはいいろのまち)
ものすべて灰色の街
(ぬぎすてたくつだけあかいよ)
ぬぎ捨てた靴だけ紅いよ
(「しにましょう」)
｢死にましょう｣
(ためいきまじりのじょうだんに)
ため息まじりの冗談に
(「しねないよ」)
｢死ねないよ｣
(としつきだけがあとずさる)
年月だけがあとずさる
(まいひめ まいひめ)
舞姫 舞姫
(とかいのよるをいまかけめぐる)
都会の夜を今駆け巡る
(こいというなのぶとうかい)
恋という名の舞踏会
(まいひめ きみはてあしが)
舞姫 君は手足が
(まいひめ そうおれるまで)
舞姫 そう折れるまで
(おどりつづけるつもりだね)
踊りつづけるつもりだね
(かばんへとゆめをつめこみ)
鞄へと夢をつめこみ
(きみはきたこのみぞれまち)
君は来たこのみぞれ街
(みっかあとにとうきょうわんから)
三日後に東京湾から
(ふくかぜにかみもこごえた)
吹く風に髪も凍えた
(「あいしましょう」)
｢愛しましょう｣
(こころをしぼってさけんでも)
心を絞って叫んでも
(「あいせないよ」)
｢愛せないよ｣
(かおをそむけるひとばかり)
顔をそむける人ばかり
(まいひめ まいひめ)
舞姫 舞姫
(はじめてきみをみたいざかやで)
はじめて君を見た居酒屋で
(なみだあいてにおどってたね)
涙相手に踊ってたね
(まいひめ ふこうはおんなを)
舞姫 不幸は女を
(まいひめ うつくしくする)
舞姫 美しくする
(おとこをそこにくぎづける)
男をそこにくぎづける
(すきとおるがらすのはだを)
透き通る硝子の肌を
(だきしめてあたためたかった)
抱きしめてあたためたかった
(でもそれがやさしさなのか)
でもそれが優しさなのか
(あいなのかわからぬままに)
愛なのかわからぬままに
(「しにましょう」)
｢死にましょう｣
(おんなのひとみのきっさきに)
女の瞳の切っ尖に
(「しねないよ」)
｢死ねないよ｣
(さびしさだけがおしだまる)
淋しさだけが押し黙る
(まいひめ まいひめ)
舞姫 舞姫
(きみのねどこにれもんをおいて)
君の寝床にレモンを置いて
(こんやとおくにたびだつよ)
今夜遠くに旅立つよ
(まいひめ ひとはしぬまで)
舞姫 人は死ぬまで
(まいひめ うんめいという)
舞姫 運命という
(いとにひかれておどるのさ)
糸にひかれて踊るのさ
(まいひめ ひとはしぬまで)
舞姫 人は死ぬまで
(まいひめ うんめいという)
舞姫 運命という
(いとにひかれておどるのさ)
糸にひかれて踊るのさ