漂流劇団/ズーカラデル

(ねえままぼくらのゆめのくにねてもさめてもきえないのはなんで)

ねえママ僕らの夢の国　寝ても覚めても消えないのはなんで

(そのせいでいつでもくたびれてながれたなみだがかわをつくる)

そのせいでいつでもくたびれて　流れた涙が川を作る

(あいつとわたしのおわらぬたびみぎもひだりもじごくのいりぐち)

あいつとわたしの終わらぬ旅　右も左も地獄の入り口

(どうしてこんなところへきただせいのといきでおちゃをにごしてる)

どうしてこんなところへ来た　惰性の吐息でお茶を濁してる

(いまからこのせかいがひっくりかえらないかな)

今からこの世界がひっくり返らないかな

(きゃくせきはがらがらのまままたつぎのまくがあがる)

客席はガラガラのまま　また次の幕が上がる

(あなたをわらわせたいのだはのうくようなせりふをならべて)

あなたを笑わせたいのだ　歯の浮くようなセリフを並べて

(まぼろしみたいなせかいをさまよってつかれたあんたとはなしがしたい)

幻みたいな世界をさまよって　疲れたあんたと話がしたい

(ねえままぼくらのうそのくにいつになればほんとうになるかしら)

ねえママ僕らのうその国　いつになれば本当になるかしら

(だれもここからうごかないじかんだけがちくたくながれてく)

誰もここから動かない　時間だけがチクタク流れてく

(いまからこのせかいがやさしくかわらないかな)

今からこの世界が優しく変わらないかな

(きらいなあんたがいつかしあわせになれますように)

嫌いなあんたがいつか　幸せになれますように

(くだらんうそをつきつづけるのだだれにもきづかれたりしないように)

くだらんうそをつき続けるのだ　誰にも気づかれたりしないように

(ただだきあってよろこびたいのださまようぼくらのひびのむこう)

ただ抱き合って喜びたいのだ　彷徨う僕らの日々の向こう

(あなたをわらわせたいのだはのうくようなせりふをならべて)

あなたを笑わせたいのだ　歯の浮くようなセリフを並べて

(まぼろしみたいなせかいをさまよってつかれたあんたとはなしがしたい)

幻みたいな世界をさまよって　疲れたあんたと話がしたい

(あなたをわらわせたいのだただだきあってよろこびたいのだ)

あなたを笑わせたいのだ　ただ抱き合って喜びたいのだ

(さまようぼくらのひびのむこう)

彷徨う僕らの日々の向こう