どうせ、愛だ feat. クリープハイプ

(ぽっかりあいたあなをふさいだ)

ぽっかり空いた 穴を塞いだ

(そのしょうたいはどうせ、あいだ)

その正体は どうせ、愛だ

(でもやっぱりないたもういきどまりだ)

でもやっぱり泣いた もう行き止まりだ

(きみだったのにきみじゃなかった)

君だったのに 君じゃなかった

(とうきょうのまちにおとずれないあさ)

東京の街に訪れない朝

(けいこうとうがつきよりあかるい３じはん)

蛍光灯が月より明るい３時半

(へやのでんきはけしてみじたくもしたから)

部屋の電気は消して身支度もしたから

(ながめのいいかどべやにこしたとき)

眺めのいい角部屋に越した時

(みぎどなりにきれいなおんなのひとがすんでたよ)

右隣に綺麗な女の人が住んでたよ

(ひだりのかべにつけてべっどおいてたけど)

左の壁に付けてベッド 置いてたけど

(こいはやっぱりきすをしたり)

恋はやっぱり キスをしたり

(ぬれるよるにからだをかさねたりってれんあいえいがのだいほんのような)

濡れる夜に身体を重ねたりって恋愛映画の台本のような

(そんなけつまつはむかえにきやしない)

そんな結末は迎えに来やしない

(ぜんぶどうせ、あいのせいなんでしょ)

全部どうせ、愛のせいなんでしょ

(うんめいさまほんとかってだな)

運命様 ほんと勝手だな

(もうだまってなさいてなわけでけっきょく)

もう黙ってなさい てな訳で結局

(ぽっかりあいたあなをふさいだ)

ぽっかり空いた 穴を塞いだ

(そのしょうたいはどうせ、あいだ)

その正体は どうせ、愛だ

(でもやっぱりないたもういきどまりだ)

でもやっぱり泣いた もう行き止まりだ

(きみだったのにきみじゃなかった)

君だったのに 君じゃなかった

(かぎかっこからはじまるしょうせつみたいにありふれてるであいでも)

カギカッコから始まる小説みたいにありふれてる出会いでも

(ぼくらはちがうでしょ)

僕らは違うでしょ

(いや、きみだけでもちがうとおもわせてくれよ)

いや、君だけでも違うと思わせてくれよ

(このかんけいはあやまちなんかじゃないよ)

この関係は過ちなんかじゃないよ

(だれかのあたりまえにうんざりしてる)

誰かの当たり前にうんざりしてる

(じぶんじしんにはじないよういきてるだけ)

自分自身に恥じないよう生きてるだけ

(いろあせないじゅんぱくのこころをぼくにください)

色褪せない純白の心を僕にください

(けがれをしらぬままありのままのきみをしりたい)

穢れを知らぬまま ありのままの君を知りたい

(つみとばつがきみをしょすものならいってやるよ)

罪と罰が君を処すものなら言ってやるよ

(「だれがだれにいだくためあいはうまれくちるの」)

「誰が誰に抱く為 愛は生まれ朽ちるの」

(ぼくらがぼくにかわることきみのしぐさをわすれること)

”僕ら”が”僕”に変わる事 君の仕草を忘れる事

(それがどれだけこわいとおもう)

それがどれだけ怖いと思う

(うたいもんくはあいだってはくじょうなうたうたって)

謳い文句は”愛”だって 薄情な歌うたって

(まくらをぬらしたってあたたかくもなんともないのよ)

枕を濡らしたって 暖かくもなんともないのよ

(そんなことわかっていてさいしょからわかっていて)

そんな事分かっていて 最初から分かっていて

(きみはぼくじゃなきゃみたされないんだって)

君は僕じゃなきゃ 満たされ無いんだって

(とうきょうのまちにおとずれないあさらじおのつまみをすこしゆるめた)

東京の街に訪れない朝 ラジオのツマミを少し緩めた

(はやりのきょくはあさをせかすしさふえたしらがとよるにしらをきる)

流行りの曲は朝を急かすしさ 増えた白髪と夜に白を切る

(きえかけのけいこうとうと５じはんひがのぼるころつきすらのこりが)

消えかけの蛍光灯と５時半 日が昇る頃 月すら残り香

(ぼくらのすべてはありゃしなかったほんとにそうかおしえてよじょうはん)

僕らの全ては ありゃしなかった ほんとにそうか教えて四畳半

(せいのせいにしてへだててはたにんのかおしてまちでかけてた)

性のせいにして隔てては 他人の顔して街出かけてた

(そのてつよくつなげばたらればにんげんのふくきたからっぽだ)

その手 強く繋げば タラレバ 人間の服着た空っぽだ

(これからのぼくらをみたすのはあいかいなかはいまはふたしかさ)

これからの僕らを満たすのは 愛か否かは今は不確かさ

(げんかんがひらくおとがしたかーてんのうらでかげとかすあさ)

玄関が開く音がした カーテンの裏で影と化す朝

(ぽっかりあいたあなをふさいだ)

ぽっかり空いた 穴を塞いだ

(そのしょうたいはどうせ、あいだ)

その正体は どうせ、愛だ

(でもやっぱりないたもういきどまりだ)

でもやっぱり泣いた もう行き止まりだ

(きみだったのにきみじゃなかった)

君だったのに 君じゃなかった