青春 / aiko

(ふれてはいけないてをかさねてはいけないくちびるを)

触れてはいけない手を　重ねてはいけない唇を

(あぁしってしまったあぁしってしまったんだ)

あぁ知ってしまった　あぁ知ってしまったんだ

(あなたにもうあえないとおもうと)

あなたにもう逢えないと思うと

(からだをぬいでしまいたいほどくるしくてかなしい)

体を　脱いでしまいたいほど苦しくて悲しい

(あなたにであうまえのなんでもなかったじぶんにもどれるわけが)

あなたに出逢う前のなんでもなかった自分に戻れるわけが

(まちがいをひきかえせないめのおくまでにがい)

間違いを引き返せない目の奥まで苦い

(だけどなしにできないよずっとそむけてた)

だけど無しに出来ないよ　ずっと背けてた

(ちょっとくちびるにちからいれて)

ちょっと唇に力入れて

(なんにでもうなずいてっていまおもいかえすとばかみたいだな)

何にでも頷いてって今思い返すと馬鹿みたいだな

(ぼーっとしためのさきにゆがんだあおいそら)

ボーッとした目の先に歪んだ青い空

(ふりかえるのはあっけなくてこわい)

振り返るのはあっけなくて怖い

(あてもなくしんじたこころがいとおしい)

当てもなく信じた心が愛おしい

(ふとしたときにはがれたおもいで)

ふとした時に剝がれた思い出

(だきしめるひがくるわけが)

抱きしめる日が来るわけが

(おもったりいやになったりじゆうでふじゆうだった)

想ったり嫌になったり自由で不自由だった

(それはあなたがいてくれたからできたんだ)

それはあなたがいてくれたからできたんだ

(そっとくすりゆびをしばるやくそくをはずしてもほどいてなくしても)

そっと薬指を縛る約束を外してもほどいて無くしても

(まだきをつけてふくをぬぐこのくせはなかなかぬけないな)

まだ気を付けて服を脱ぐこの癖はなかなか抜けないな

(なんだよあんなにすきだったのに)

なんだよあんなに好きだったのに

(いっしょにいるときかみのけとかすごいきにしていたのにこいがおわった)

一緒にいる時髪の毛とか凄い気にしていたのに恋が終わった

(はれつしたおとがなっている)

破裂した音が鳴っている

(いまあたしのうすらよごれたそらにすわれていくの)

今あたしの薄ら汚れた空に吸われていくの

(こいがおわった)

恋が終わった

(ちょっとくちびるにちからいれて)

ちょっと唇に力入れて

(なんにでもうなずいてっていまおもいかえすとばかみたいだな)

何にでも頷いてって今思い返すと馬鹿みたいだな

(ぼーっとしためのさきにゆがんでみえてる)

ボーッとした目の先に歪んで見えてる

(ほんとうはなみだでみえないただのそら)

本当は涙で見えないただの空