１８歳

(ゆうがたごじのにゅーす)

夕方17時のニュース

(またみかいけつなんだい)

また未解決難題

(みないふりしてほっといた)

見ないフリしてほっといた

(もつれたちえのはだれなおす？)

モツレタチエノハダレナオス？

(こどもじゃないおとなでしょう)

子供じゃない大人でしょう

(みっかまえはそのまたぎゃく)

3日前はそのまた逆

(じゃあどっち？しーそげーむ)

じゃあどっち？シーソゲーム

(こりゃまたなんだいこまったな)

コリャマタナンダイコマッタナ

(わかんないはつうじない)

分かんないは通じない

(「しったかぶり」はばれちゃうし)

「知ったかぶり」はバレちゃうし

(けいたいになきたいといっても)

携帯に泣きたいと言っても

(へんじはこないまま)

返事は来ないまま

(でじゃぶのようにくりかえすひび)

デジャブのように繰り返す日々

(ゆびきりなんてひつようない)

指切りなんて必要ない

(よのなか？るーる？くだらない)

世の中？ルール？くだらない

(ゆめやきぼうもすてちまえ)

夢や希望も捨てちまえ

(ぐれーぞーんのなかはしるしかない)

グレーゾーンの中走るしかない

(「だってわたしまだ１８さい」)

「だって私まだ18歳」

(いいわけばっかでもほんとうは)

言い訳ばっかでも本当は

(いますぐここをぬけだしたいの)

今すぐここを抜け出したいの

(いちみりでもかえたくて)

1mmでも変えたくて

(そうぶせんのりこんで)

総武線乗り込んで

(いやふぉんヴぉりゅーむあげて)

イヤフォンヴォリューム上げて

(そのままりあるをしゃっとあうと)

ソノママリアルヲシャットアウト

(ひとはひとりじゃいきていけない)

人は1人じゃ生きていけない

(でもけっきょくひとりぼっち)

でも結局独りぼっち

(けいたいになきたいというのは)

携帯に泣きたいというのは

(そろそろそつぎょうかな)

そろそろ卒業かな

(でじゃぶのようなくりかえしなんて)

デジャブのような繰り返しなんて

(ひげきのひろいんえんじてたの)

悲劇のヒロイン演じてたの

(おとなになんかなりたくない)

大人になんかなりたくない

(そんなのこどものわがまま)

そんなの子供のわがまま

(ぐれーぞーんのなかもがきながら)

グレーゾーンの中もがきながら

(きづいたわたしもう１８さい)

気づいた私もう18歳

(げんじつとうひまみれのまいにちは)

現実逃避まみれの毎日は

(きょうでもうおしまい)

今日でもうおしまい

(ねえ、きれいなものきたないもの)

ねえ、キレイなものキタナイもの

(わかったきがしたから)

分かった気がしたから

(どうしてもむずかしくかんがえちゃうのかな)

どうしても難しく考えちゃうのかな

(でもしたをむいたらうえをむくたんじゅんでいいよね)

でも下を向いたら上を向く単純でいいよね

(かがみのわたしにいまならいえる)

鏡の私に今なら言える

(「もう、だいじょうぶだから」)

「もう、大丈夫だから」

(おとなじゃないしこどもじゃない)

大人じゃないし子供じゃない

(こどくにおもえてひとりじゃない)

孤独に思えてひとりじゃない

(うそもほんともみぬけないよ)

ウソもホントも見抜けないよ

(なんていってたきのうにばいばい)

なんて言ってた昨日にバイバイ

(わたしはわたしそのままでいい)

私は私そのままでいい

(みつけたわたしまだ１８さい)

見つけた私まだ18歳

(いつもどっかでそうぞうするの)

いつもどっかで想像するの

(むねをはってあしたみてるとこ)

胸を張って明日見てるとこ