月と君と永遠と

(みかづきのようなつよくするどいめで)

三日月のような　強く鋭い目で

(ただひとりたたずんでいた)

ただ独り　佇んでいた

(まだきみのことうまくみられなくて)

まだ　君のこと　上手く見られなくて

(こころごとほそめてたんだ)

心ごと　細めてたんだ

(きっとくもらせないそのえがおだけは)

きっと曇らせない　その笑顔だけは

(だからほんねをかくしていた)

だから本音を隠していた

(しずかにゆれるよるのやみにおぼろとうかぶきれいなつき)

静かに揺れる夜の闇に　朧と浮かぶ綺麗な月

(もしもねがいがとどくのならまだすこしここにいて)

もしも願いが届くのなら　まだ少し此処に居て

(あのつきはもうきえるのかな)

あの月はもう消えるのかな

(それともみちはじめるのかな)

それとも満ち始めるのかな

(ゆびでまるくとじこめたそらにもちづきをまちわびて)

指で丸く閉じ込めた空に　望月を待ち侘びて

(あけぼしがみえるまで)

明星が見えるまで

(つきたかくあったつめあとはいえない)

月　高くあった　爪痕は癒えない

(えいえんなんてそんなものだと)

「永遠」なんてそんなものだと

(ぬぐえないからせめてさけんでいた)

拭えないから　せめて叫んでいた

(ほんとうはだきしめたのに)

本当は　抱きしめたのに

(よかぜがそのよわさをそっとつれさるなら)

夜風がその弱さを　そっと連れ去るなら

(こえはかれてしまってもいい)

声は枯れてしまってもいい

(たりないとうつるあのすきまどんなことばでうまるのかな)

足りないと映るあの隙間　どんな言葉で埋まるのかな

(きみをおもえばおもうほどにただこえおおきくなる)

君を想えば思うほどに　ただ咆哮大きくなる

(かがやきかたちつくるばしょとそれにもましておおきなかげ)

輝き　形作る場所と　それにも増して大きな影

(ふたつあわせてひとつならばそのりんかくをみせて)

二つ合わせて　一つならば　その輪郭を見せて

(きみにみつかるように)

君に見つかるように

(ゆめにうかぶまま)

夢に浮かぶまま

(どこまでもしろくまるくあれたなら)

どこまでも白く、円くあれたなら

(しずかにゆれるよるのやみにおぼろとうかぶきれいなつき)

静かに揺れる夜の闇に　朧と浮かぶ綺麗な月

(もしもねがいがとどくのならまだすこしここにいて)

もしも願いが届くのなら　まだ少し此処に居て

(あのつきはもうきえるのかなそれともみちはじめるのかな)

あの月はもう消えるのかな　それとも満ち始めるのかな

(ゆびでまるくとじこめたそらにもちづきをまちわびて)

指で丸く閉じ込めた空に　望月を待ち侘びて

(かがやきかたちつくるばしょとそれにもましておおきなかげ)

輝き　形作る場所と　それにも増して大きな影

(ふたつあわせてひとつならばわたしはつよくなれる)

二つ合わせて　一つならば　私は強くなれる

(きみをてらせるように)

君を照らせるように