カタツムリ
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歌詞(問題文)
(てづくりのぶらんこたけのみずでっぽう)
手作りのブランコ 竹の水鉄砲
(ちらしのうらにえがくまっしろなじゆうちょう)
チラシの裏に描く真っ白な自由帳
(かねはないがそこにいろどりがあった)
金はないがそこに彩があった
(むじゃきにたわむれたひとときのだんらん)
無邪気に戯れた一時の団欒
(さんかんびひとりだけそうのちがうほごしゃ)
参観日一人だけ相の違う保護者
(にけつでのせてくれたでんどうじてんしゃ)
ニケツで乗せてくれた電動自転車
(たれちちのすっぱだかであるきまわったぼろべや)
垂れ乳の素っ裸で歩き回ったボロ部屋
(はえたたきはひつようねえすべてすでのかみわざ)
ハエ叩きは必要ねえ全て素手の神業
(とおいしょうらいはぷろやきゅうせんしゅに)
遠い将来はプロ野球選手に
(あなたのたんじょうびにひーろーのいんたびゅー)
あなたの誕生日にヒーローのインタビュー
(いまじゃひーろーどころかあくやくだな)
今じゃヒーローどころか悪役だな
(おれのしったいをどんなつらでみてんのかな)
俺の失態をどんな面で見てんのかな
(りょうしんがおらんときもそばにいてくれた)
両親がおらん時もそばにいてくれた
(どんなこんなんがあろうとえがおだけはきえなかった)
どんな困難があろうと笑顔だけは消えなかった
(せんそうをいきのびたやまとなでしこは)
戦争を生き延びた大和なでしこは
(たたかわないおれになにをつげるんだろうな)
戦わない俺に何を告げるんだろうな
(しわくちゃのえがおよみがえるいまも)
しわくちゃの笑顔よみがえる今も
(たいしてはなれてもねえおれはここにいるぞ)
たいして離れてもねえ俺はここにいるぞ
(かたつむりみたくまるまったそのせなかは)
カタツムリみたく丸まったその背中は
(こんなんをまえのめりにいきたあらわれだろ)
困難を前のめりに生きた現れだろ
(じかんがたつだけでじっかんがわかねえ)
時間が経つだけで実感が湧かねえ
(しんでもいきてくれおれはしんじてるぜ)
死んでも生きてくれ 俺は信じてるぜ
(つまんねえいきかたでうらぎってごめんな)
つまんねえ生き方で裏切ってごめんな
(こっからはおれのみちだ)
こっからは俺の道だ
(おやじがしゃくほうされてひっこしをきめた)
親父が釈放されて引っ越しを決めた
(ひとりみになるばあちゃんはふまんげなようすだ)
独り身になるばあちゃんは不満げな様子だ
(だいじょうぶだっておれがまいかいあそびにいく)
大丈夫だって俺が毎回遊びに行く
(こどくにはさせねえからしんぱいはすんな)
孤独にはさせねえから心配はすんな
(そのことばがおれのはつのうそになった)
その言葉が俺の初の嘘になった
(ときはたちおとなになりあうきかいもへった)
時は経ち大人になり会う機会も減った
(ときよりかかってくるでんわすらもでなくなり)
時より掛かってくる電話すらも出なくなり
(くりかえすにゅういんにはなれすらもうまれた)
繰り返す入院には慣れすらも生まれた
(べっどのうえではきっとこどくだったはずなのに)
ベッドの上ではきっと孤独だったはずなのに
(そのときになんできづいてやれなかったんだろうな)
その時に何で気づいてやれなかったんだろうな
(やせこけたすがたでむりしてたとうとするな)
痩せこけた姿で無理して立とうとするな
(もうむりしてわらうな)
もう無理して笑うな
(しあわせがなにかもわからねえがなにかと)
幸せが何かもわからねえが何かと
(ありがとうあしたもうたいつづけるよ)
ありがとう明日も歌い続けるよ
(すこしおくればせながらこれがおれからのきもちだ)
少し遅ればせながらこれが俺からの気持ちだ
(bgmにもならねえか)
BGMにもならねえか
(しわくちゃのえがおよみがえるいまも)
しわくちゃの笑顔よみがえる今も
(たいしてはなれてもねえおれはここにいるぞ)
たいして離れてもねえ俺はここにいるぞ
(かたつむりみたくまるまったそのせなかは)
カタツムリみたく丸まったその背中は
(こんなんをまえのめりにいきたあらわれだろ)
困難を前のめりに生きた現れだろ
(じかんがたつだけでじっかんがわかねえ)
時間が経つだけで実感が湧かねえ
(しんでもいきてくれおれはしんじてるぜ)
死んでも生きてくれ 俺は信じてるぜ
(つまんねえいきかたでうらぎってごめんな)
つまんねえ生き方で裏切ってごめんな
(こっからはおれのみちだ)
こっからは俺の道だ
(2011,11がつ29,おれのたんじょうびにくそなぷれぜんとだ)
2011,11月29, 俺の誕生日にクソなプレゼントだ
(あたたかいてのひらもたやさないえがおすらも)
温かい手の平も絶やさない笑顔すらも
(いまじゃうごきなくひえてうそみたいにむひょうじょう)
今じゃ動きなく冷えて嘘みたいに無表情
(ふだんははやおきのくせしていつまでねてる)
普段は早起きのくせしていつまで寝てる
(いつものようにこいめのみそしるをつくってくれ)
いつものように濃いめの味噌汁を作ってくれ
(そっかおきないのか)
そっか起きないのか
(せめてしぬちょくぜんにこうかいをしてなけりゃいいな)
せめて死ぬ直前に後悔をしてなけりゃいいな
(こんきょなんてねえけどふじみだとおもっちょったよじっさい)
根拠なんてねえけど不死身だと思っちょったよ実際
(いきてればききたい)
生きてれば聞きたい
(まないたのうえにひびくほうちょうのねいろや)
まな板の上に響く包丁の音色や
(はなうたまじりのあのえんかがまたききたい)
鼻歌混じりのあの演歌がまた聞きたい
(あなたがすきなにわいちめんのはなは)
あなたが好きな庭一面の花は
(ともにかれつちへかえりくものうえへとまいちった)
共に枯れ土へ還り 雲の上へと舞い散った
(たびだってきづいたよおれあてのにっき)
旅立って気づいたよ 俺宛の日記
(ないようはふせとくふたりだけのひみつ)
内容は伏せとく2人だけの秘密
(しわくちゃのえがおむりせんでいいよ)
しわくちゃの笑顔無理せんでいいよ
(やすらかにねなよそこでまっててよ)
安らかに寝なよそこで待っててよ
(かたつむりみたくまるまったそのせなかは)
カタツムリみたく丸まったその背中は
(こんなんをまえのめりにいきたあらわれだ)
困難を前のめりに生きた表れだ
(たましいはきえないってことばしんじてみたい)
魂は消えないって言葉信じてみたい
(そうすればこのうたもとどいてるはずだから)
そうすればこの歌も届いてるはずだから
(しんでもいきてるよすこしわらえてるよ)
死んでも生きてるよ 少し笑えてるよ
(あんたのむすめはおれがまもっていくからよ)
あんたの娘は俺が守っていくからよ