ラッパーなのに
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歌詞(問題文)
(すきでもないおんなをだいた)
好きでもない女を抱いた
(あたりさわりないことばもはいた)
当たり障りない言葉も吐いた
(げんじつをとうひし、のんだよまいばん)
現実を逃避し、呑んだよ毎晩
(おれがいいひとってとんだごかいさ)
俺が良い人ってとんだ誤解さ
(まだのぼりきっていないのにくだりざか)
まだ登り切っていないのに下り坂
(おとずれるよるよりくらいあさ)
訪れる夜より暗い朝
(うらみやくやしさやむなしさが)
恨みや悔しさや虚しさが
(ふたしかなあしたへのうたにかわる)
不確かな明日への歌に変わる
(わらわれてから、つよくなるなら)
笑われてから、強くなるなら
(おれはもうちょうじんなはずなのにな)
俺はもう超人なはずなのにな
(きれいごとになかゆびたてながら)
綺麗事に中指立てながら
(きれいごとにふりまわされたらっぱー)
綺麗事に振り回されたラッパー
(しょっかくをうしないからにこもり)
触覚を失い殻に籠り
(ばあちゃんとはちがうかたつむり)
ばあちゃんとは違うカタツムリ
(やまないあめはないとかではない)
止まない雨はないとかではない
(いまふってるこのあめがたえられない)
今降ってるこの雨が耐えられない
(らっぱーなのにうそをついて)
ラッパーなのに嘘をついて
(はじをかくことさえもおそれて)
恥をかくことさえも恐れて
(むじゅんしたじぶんのことばにうもれて)
矛盾した自分の言葉に埋もれて
(またへいぜんをよそおってた)
また平然を装ってた
(がんばったふりでてをぬいて)
頑張ったフリで手を抜いて
(じぶんのおろかさにさえめをそむけ)
自分の愚かさにさえ目を背け
(わからないやつにわからすひつようはねえと)
分からない奴に分からす必要はねえと
(にげみちをさぐってた)
逃げ道を探ってた
(きようなやつからじゅんにのこった)
器用な奴から順に残った
(じぶんじしんへのぶじをいのった)
自分自身への無事を祈った
(くうきもよんだ)
空気も読んだ
(じぶんにもよった)
自分にも酔った
(じつはきにしてたしゅういのひょうばん)
実は気にしてた周囲の評判
(おれのじしょにはふかのうだらけ)
俺の辞書には不可能だらけ
(わずかなかのうのしゅんかんをさがして)
僅かな可能の瞬間を探して
(ふあんのなかで)
不安の中で
(ひびむちゃをかさねながらうたをかなでる)
日々無茶を重ねながら歌を奏でる
(めんどうはごめんね、えいこうなどないって)
面倒はごめんね、栄光など無いって
(へいぼんなしょうねんがあびた)
平凡な少年が浴びた
(げーむおーばーのせんれい)
ゲームオーバーの洗礼
(みえるはずのあしたがみえなくて)
見えるはずの明日が見えなくて
(ひとりちがうことがこわくていえなくて)
1人違うことが怖くて言えなくて
(うしろゆびさされてしまうのは)
後ろ指刺されてしまうのは
(おまえがまえにいるからだろ)
お前が前にいるからだろ
(しっぱいはまわりみちさいきどまりじゃねえ)
失敗は回り道さ行き止まりじゃねえ
(うたうきみのまちまで)
歌う君の街まで
(らっぱーなのにうそをついて)
ラッパーなのに嘘をついて
(はじをかくことさえもおそれて)
恥をかくことさえも恐れて
(むじゅんしたじぶんのことばにうもれて)
矛盾した自分の言葉に埋もれて
(またへいぜんをよそおってた)
また平然を装ってた
(がんばったふりでてをぬいて)
頑張ったフリで手を抜いて
(じぶんのおろかさにさえめをそむけ)
自分の愚かさにさえ目を背け
(わからないやつにわからすひつようはねえと)
分からない奴に分からす必要はねえと
(にげみちをさぐってた)
逃げ道を探ってた
(ほんとうのおれなんてもともとよええ)
本当の俺 なんて元々弱え
(けどほんぎょうのこれならばどうどうとほえる)
けど本業のコレならば堂々と吠える
(かみさまもほとけさまもほっとけ)
神様も仏様もほっとけ
(ゆいいつしんじてるこののどぼとけ)
唯一信じてるこの喉仏
(つまずくたびなにがじぶんさがし?)
躓くたび何が自分探し?
(まぎれもなくおまえはそこにいるじゃないか)
紛れもなくお前はそこにいるじゃないか
(どのみちをえらぶかより)
どの道を選ぶかより
(えらんだみちのりをどういきよう)
選んだ道のりをどう生きよう
(たとえばいにんもはいじんも)
例え売人も廃人も
(いきてるだけでじんせいのかいきんしょう)
生きてるだけで人生の皆勤賞
(あるはずだろおまえにしかないhiphop)
あるはずだろお前にしかないHip hop
(いきづまりはてんかいのだいいっぽ)
行き詰まりは展開の第一歩
(ふあんふまんでがんじがらめ)
不安不満でがんじがらめ
(でもすなつかんでたちあがれ)
でも砂掴んで立ち上がれ
(あらしがすぎるのをまつんじゃねえ)
嵐が過ぎるのを待つんじゃねえ
(おおあめのなかでおどりくるえ)
大雨の中で踊り狂え
(らっぱーなのにうそをついて)
ラッパーなのに嘘をついて
(はじをかくことさえもおそれて)
恥をかくことさえも恐れて
(むじゅんしたじぶんのことばにうもれて)
矛盾した自分の言葉に埋もれて
(またへいぜんをよそおってた)
また平然を装ってた
(がんばったふりでてをぬいて)
頑張ったフリで手を抜いて
(じぶんのおろかさにさえめをそむけ)
自分の愚かさにさえ目を背け
(わからないやつにわからすひつようはねえと)
分からない奴に分からす必要はねえと
(にげみちをさぐってた)
逃げ道を探ってた
(ここまできた、ここまでいきた)
ここまで来た、ここまで生きた
(ここまできた、ここまでいきた)
ここまで来た、ここまで生きた
(おおぞらをあおぐとりをみつめるとき)
大空を仰ぐ鳥を見つめる時
(そのはいけいみおとしてた)
その背景見落としてた
(おれはきづいたんだかめではない)
俺は気付いたんだ亀ではない
(もうひとつきづくうさぎでもない)
もう一つ気付くウサギでもない
(そびえるこんなんもまえのめり)
そびえる困難も前のめり
(ばあちゃんとおなじかたつむり)
ばあちゃんと同じカタツムリ
(らっぱーだったらさらけだして)
ラッパーだったら曝け出して
(つごうのいいりあるだけはうたわねえ)
都合の良いリアルだけは歌わねえ
(じぶんのおろかすらもはきだせたんなら)
自分の愚かすらも吐き出せたんなら
(それがりあるになるのさ)
それがリアルになるのさ
(さんざんなひびをいきぬいて)
散々な日々を生き抜いて
(まけたときにこそむねをはって)
負けた時にこそ胸を張って
(わからないやつにわからせていくまで)
分からない奴に分からせて行くまで
(きょうもまえににげるのさ)
今日も前に逃げるのさ