最期の詩
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歌詞(問題文)
(よる10じまめでんきゅうをてらした)
夜10時豆電球を照らした
(すやすやまたこんやもゆめみますか)
スヤスヤまた今夜も夢見ますか
(てれぽーとをしてるのかうたがうくらい)
テレポートをしてるのか疑うくらい
(いちどもおきるしゅんかんをみたことない)
一度も起きる瞬間を見たことない
(きづけばすでにあさのしたく)
気付けば既に朝の支度
(においでわかるさくばんのかれーのあまりだ)
匂いで分かる昨晩のカレーの余りだ
(せんこうのかおりがまざるへやのなか)
線香の香りが混ざる部屋の中
(だいどころにたつうしろすがた)
台所に立つ後ろ姿
(###のすけたあせだくのはんそで)
###の透けた汗だくの半袖
(るーるもしらずあそんでくれたかーどげーむ)
ルールも知らず遊んでくれたカードゲーム
(けがすればばんそうこうよりあろえ)
怪我すれば絆創膏よりアロエ
(かおにたたみあとがつくまでざこね)
顔に畳あとがつくまで雑魚寝
(おおきいざるにゆでたてのとうもろこし)
大きいザルに茹でたてのトウモロコシ
(えんがわでむさぼったなふたりで)
縁側で貪ったな二人で
(これはかたつむりからの4ヴぁーすめ)
これはカタツムリからの4ヴァース目
(よみがえらせるよこのおんがくで)
蘇らせるよこの音楽で
(たくそう、これがさいごのうた)
託そう、これが最期の詩
(いつもおれにあいをくれた)
いつも俺に愛をくれた
(いろあせることないうつくしさ)
色褪せることない美しさ
(きもったますわったさいきょうのしんでれら)
肝っ玉座った最強のシンデレラ
(おぼえづらいかしでごめん)
覚え辛い歌詞でごめん
(でもたまにはえんかいがいもきいてくれ)
でもたまには演歌以外も聞いてくれ
(むねはってらっぱーといえるまで)
胸張ってラッパーと言えるまで
(どうかくものうえでみててくれ)
どうか雲の上で見ててくれ
(へをこいたあともどうどうのたちふるまい)
屁をこいた後も堂々の立ち振る舞い
(いっしゅんときがとまりふたりでばかわらい)
一瞬時が止まり2人で馬鹿笑い
(ものがこわれたらたたけばなおる)
ものが壊れたら叩けば治る
(そうやっていってぷれすてをこわされる)
そうやって言ってプレステを壊される
(いちどうまいといったあのおやつ)
一度美味いと言ったあのおやつ
(あきるほどくわされてすこしきらいになる)
飽きるほど食わされて少し嫌いになる
(なぜかやくるとたいりょうのすとっく)
何故かヤクルト大量のストック
(なつはせんぷうきふゆはすとーぶ)
夏は扇風機 冬はストーブ
(たきびしきのふろとぼっとんのべんじょ)
焚き火式の風呂とボットンの便所
(あなたからうけついだこんじょうとげんご)
貴方から受け継いだ根性と言語
(しょうみきげんぎれをまったくきにしない)
賞味期限切れを全く気にしない
(りょくちゃとふろのあつさがじんじょうじゃない)
緑茶と風呂の暑さが尋常じゃない
(てれびをつければばらえてぃばんぐみよりもnhk)
テレビをつければバラエティ番組よりもNHK
(すみついているむしたちがいじょうにでっけー)
住み着いている虫達が異常にでっけー
(けっしてかねじゃかえないおもいで)
決して金じゃ買えない思い出
(がっこうでおきたくだらないはなし)
学校で起きたくだらない話
(いつもたのしそうにきいてくれる)
いつも楽しそうに聞いてくれる
(げんかんのかぎはけっしてかけず)
玄関の鍵は決して掛けず
(おれはいまだにそれをうけついでる)
俺は未だにそれを受け継いでる
(かあちゃんのいうことはききなさい)
母ちゃんの言うことは聞きなさい
(そういってかえりぎわにわたすおこづかい)
そう言って帰り際に渡すお小遣い
(いくらふりかえっても)
いくら振り返っても
(みえなくなるまでてをふってくれた)
見えなくなるまで手を振ってくれた
(おれのためについやしたすべてあらわれんだよないまだにゆめで)
俺の為に費やした全て現れんだよな未だに夢で
(いま、そらのうえでみてるかな?)
今、空の上で見てるかな?
(だったらよけいなことなんてできない)
だったら余計なことなんて出来ない
(たくされたことばのひとつひとつは)
託された言葉の一つ一つは
(どんならっぱーよりもおもみがあった)
どんなラッパーよりも重みがあった
(いつなんどきもおれのみかただった)
いつ何時も俺の味方だった
(むしょうのあいじょうをうけてそだった)
無償の愛情を受けて育った
(かあちゃんのほうならばあいもかわらず)
母ちゃんの方ならば相も変わらず
(ねんねんやかましさのますくそばばあ)
年々やかましさの増すくそばばあ
(きものすわりかただけはにてるが)
肝の座り方だけは似てるが
(それいがいはばあちゃんのあっしょうだな)
それ以外はばあちゃんの圧勝だな
(じぶんにうそだけはつくんじゃないと)
自分に嘘だけはつくんじゃないと
(hiphopをおしえてくれただいいちにんしゃ)
HIPHOPを教えてくれた第一人者
(たしかにこのよにはそんざいしない)
確かにこの世には存在しない
(だがきおくやかおりはいまだにのこってる)
だが記憶や香りは未だに残ってる
(もしもおれがじごくにいったらさ)
もしも俺が地獄に行ったらさ
(きょりはいまよりもとおくになる)
距離は今よりも遠くになる
(だからいきてるあいだにうたいたい)
だから生きてる間に歌いたい
(だからいきてるあいだにあいたい)
だから生きてる間に会いたい
(てんごくにひびきわたらせるぜんこくにじきにわからせる)
天国に響き渡らせる全国に直に分からせる
(あなたのようにせなかでかたれないぶん)
貴方のように背中で語れない分
(まっこうからいまおもいをつげる)
真っ向からいま想いを告げる