ジブリのタイピング

(あたしのわかいころにそっくりだよ)

あたしの若い頃にそっくりだよ

(なきごとなんかききたかないね、なんとかしな)

泣き言なんか聞きたかないね、何とかしな

(ばかどもにはちょうどいいめくらましだ)

バカ共には調度いい目くらましだ

(うえのしろなどがらくたにすぎん)

上の城などガラクタに過ぎん

(みろ！ひとがごみのようだ！)

見ろ！人がゴミのようだ！

(ばるす！！)

バルス!!

(ここではたらかせてください)

ここで働かせて下さい

(ぜいたくななだね)

ぜいたくな名だね

(いまからおまえのなまえはせんだ)

今からお前の名前は千だ

(わたしはくをたすけたい)

私ハクを助けたい

(せんをだせ)

千を出せ

(わたしはちひろのみかただからね)

私は千尋の味方だからね

(おとうさんおかあさんきっとたすけてあげるからあんまりふとっちゃだめだよ)

お父さんお母さんきっと助けてあげるからあんまり太っちゃだめだよ

(ここにはおとうさんもおかあさんもいないもん)

ここにはお父さんもお母さんもいないもん

(えんがちょせん！えんがちょ)

エンガチョ千!エンガチョ

(ゆめだ！ゆめだ！さめろ！さめろ！さめろ！さめて)

夢だ! 夢だ! さめろ! さめろ! さめろ! さめて

(わしらのひめさまはこのてをすきだというてくれる)

わしらの姫様はこの手を好きだと言うてくれる

(はたらきもののきれいなてだというてくれましたわい)

働き者の綺麗な手だと言うてくれましたわい

(しょせんちぬられたみちだ)

しょせん血塗られた道だ

(またむらがひとつしんだ)

また村がひとつ死んだ

(ほら、こわくない)

ほら、怖くない

(ね？おびえていただけなんだよね)

ね？怯えていただけなんだよね

(もりへおかえりこのさきはおまえのせかいではないのよ)

森へお帰りこの先はお前の世界ではないのよ

(なうしかにはなれずともおなじみちはいける)

ナウシカにはなれずとも同じ道はいける

(そのものあおきころもをまといて)

その者青き衣をまといて

(こんじきののにおりたつべし)

金色の野に降り立つべし

(だまれこぞう)

黙れ小僧

(おしとおる！)

押し通る！

(くもりなきまなこでみさだめきめる)

曇り無き眼で見定め決める

(そなたのなかにはやしゃがいる)

そなたの中には夜叉がいる

(このむすめわたしがもらいうける)

この娘私がもらい受ける

(わたしはじぶんでここへきたじぶんのあしでここをでていく)

私は自分でここへ来た自分の足でここを出て行く

(そなたはうつくしい)

そなたは美しい

(され！)

去れ！

(しなどこわいもんか！)

死などこわいもんか！

(そののどきりさいてにどとむだぐちたたけぬようにしてやる)

その喉切り裂いて二度と無駄口叩けぬようにしてやる

(たびのおかたゆるりとやすまれよ)

旅のおかたゆるりと休まれよ

(そのみぎうできりおとしてやろう！)

その右腕切りおとしてやろう！

(おまえにさんをすくえるか)

おまえにサンをすくえるか

(ばかにはかてん)

馬鹿には勝てん

(にんげんよこしてさっさといけ)

人間よこしてさっさと行け