Dear name - IU

(ゆめのなかでもこいしいそのこえは)

夢の中でも恋しいその声は

(なまえをよんでもこたえてはくれない)

名前を呼んでも答えてはくれない

(なみだでふるえるこだまだけがかえってきて)

涙で震えるこだまだけが返ってきて

(そのおとをわたしひとりできくの)

その音を、わたしひとりで聞くの

(くだけそうなほどつめたくても)

砕けそうなほど冷たくても

(こんどはぜったいにはなさない)

今度は絶対に離さない

(はるかとおくなったあのひのりょうてを)

遥か遠くなったあの日の両手を

(はてしなくながかったふかくくらいよるのあいだに)

果てしなく長かった深く暗い夜の間に

(しずかにきえさったあなたのねがいをしってる)

静かに消えさったあなたの願いを知ってる

(いつまでもまちつづける)

いつまでも待ち続ける

(かならずあなたをみつけるから)

必ずあなたを見つけるから

(みえないくらいとおくても)

見えないくらい遠くても

(いこう)

行こう

(このよあけがおわるばしょへ)

この夜明けが終わる場所へ

(いつもかわらずわたしのまえにいるそのこは)

いつも変わらず私の前にいるその子は

(うなだれてもないたりなんかしない)

うなだれても泣いたりなんかしない

(かわいそうでてをのばせばにげだして)

可哀想で手を伸ばせば、逃げ出して

(なにもないこくうを)

なにもない虚空を

(わたしひとりでだきしめる)

わたしひとりで抱きしめる

(えぐられるようにいたくても)

えぐられるように痛くても

(こんどはぜったいにわすれないから)

今度は絶対に忘れないから

(ずっとさびしくまっていたそのことばを)

ずっと寂しく待っていた、その言葉を

(はてしなくながかったふかくくらいよるのあいだに)

果てしなく長かった、深く暗い夜の間に

(えいえんにきえさったあなたのねがいをしってる)

永遠に消えさったあなたの願いを知ってる

(いつまでもまちつづける)

いつまでも待ちつづける

(かならずあなたをみつけるから)

必ずあなたを見つけるから

(みえないくらいとおくても)

見えないくらい遠くても

(いこう)

行こう

(このよあけがおわるばしょへ)

この夜明けが終わる場所へ

(かぞえきれないほどうしなった)

数えきれないほど失った

(さむくひじょうなひびのなかに)

寒く、非常な日々の中に

(しずかにわすれられたあなたのなまえをしってる)

静かに忘れられた、あなたの名前を知ってる

(もうとまらない)

もう、止まらない

(なんどだってさけぶんだ)

何度だって、叫ぶんだ

(しんじられないくらいとおくったって)

信じられないくらい遠くったって

(いこう)

行こう

(このよあけがおわるばしょへ)

この夜明けが終わる場所へ