アウレリウス『自省録』名言・格言

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よりよい人生を送るために
マルクス・アウレリウス『自省録』より、お気に入りの言葉を抜粋して問題にしました。これであなたも哲人皇帝だ!

関連タイピング

問題文

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(すべてはおもいこみである)

すべては思い込みである

(きみのいっしょうののこりのぶぶんを、たにんについてのひょうしょうにろうひするな)

君の一生の残りの部分を、他人についての表象に浪費するな

(なにかをおこなうさいに、きみはふほんいであるな)

何かを行う際に、君は不本意であるな

(きみはいつでもほっするときにじぶんじしんのうちへひきこもることができるのだ)

君はいつでも欲するときに自分自身の内へ引きこもることができるのだ

(わずらいはただないぶのおもいこみからしょうじる)

患いはただ内部の思い込みから生じる

(「わたしはがいをうけた」というおもいをとりさりたまえ)

「私は害を受けた」という思いを取り去り給え

(このさきいちまんねんもいきつづけるかのようなふうにいきるな)

この先一万年も生き続けるかのようなふうに生きるな

(いきているあいだに、まだまにあううちに、ぜんりょうになれ)

生きているあいだに、まだ間に合ううちに、善良になれ

(よじにきをとられないで、きみのすべてのいしはつどうにさいしてせいぎをまもれ)

余事に気を取られないで、君のすべての意思発動に際して正義を守れ

(きみじしんをなやませるな。きみじしんをたんじゅんにせよ)

君自身を悩ませるな。君自身を単純にせよ

(すべてがいちにちかぎりのものである。きおくするものも。きおくされるものも)

すべてが一日限りのものである。記憶するものも。記憶されるものも

(わたしのそしつはしんぐのうちによこたわりみをぬくぬくあたためるようにできあがっているのか)

私の素質は寝具の内に横たわり身をぬくぬく温めるように出来上がっているのか

(きみがしとうなことをおこなうさいに、さむさでふるえているかあたたまっているかはくべつするな)

君が至当なことを行う際に、寒さで震えているか温まっているかは区別するな

(ふくしゅうのさいりょうのほうしきは、じぶんがあいてににたものとならないことである)

復讐の最良の方式は、自分が相手に似た者とならないことである

(あじあ、よーろっぱはうちゅうのいちぐう。ぜんかいようはうちゅうのいってき)

アジア、ヨーロッパは宇宙の一隅。全海洋は宇宙の一滴

(われわれのいとしたことはじつげんするのである)

われわれの意図したことは実現するのである

(しょうらいのことをおもいわずらうな)

将来のことを思い煩うな

(そのできごとがあくだとわたしがおもいこむのでないかぎりは、まだひがいをうけていないのだ)

その出来事が悪だと私が思い込むのでない限りは、まだ被害を受けていないのだ

(げんにきみのもとにないものを、すでにあるものとしてかんがえるな)

現に君のもとにないものを、すでに有るものとして考えるな

(むしろげんにあるもののうちでもっともありがたいものどもをかぞえあげるのだ)

むしろ現に有るもののうちで最もありがたいものどもを数え上げるのだ

など

(のこりのじんせいをもうけものとしてしぜんにしたがっていきるべきである)

残りの人生をもうけものとして自然に従って生きるべきである

(むりをしてではなくて、しんそこからたのしいきぶんにみちあふれながらさいごまでいきぬけ)

無理をしてではなくて、心底から楽しい気分に満ち溢れながら最後まで生き抜け

(せいかくのかんせいはこれをともなう。すなわち、まいにちをしょうがいのさいごのひとしてせいかつすること)

性格の完成はこれを伴う。すなわち、毎日を生涯の最後の日として生活すること

(それがきみしだいのことであるならば、なぜきみはそれをするのか)

それが君次第のことであるならば、なぜ君はそれをするのか

(それがだれかほかのものしだいのことであるならば、きみはだれをひなんするのか)

それがだれか他の者次第のことであるならば、君はだれを非難するのか

(みらいのものもかこのものもきみをあっぱくしはしない。げんざいのものがそうするのだ)

未来のものも過去のものも君を圧迫しはしない。現在のものがそうするのだ

(さあ、このげんざいのじかんをこそきみじしんへおくりものとしてけいよせよ)

さあ、この現在の時間をこそ君自身へ贈り物として恵与せよ

(きみをなやませているのはそれそのものではなくて、それについてのきみのはんだんである)

君を悩ませているのはそれそのものではなくて、それについての君の判断である

(ふへんてきなしぜんがきみにもたらしたものは、きみにたえられないものではない)

普遍的な自然が君にもたらしたものは、君に耐えられないものではない

(きゅうりがにがい?すてたまえ。みちにいばらが?よけてとおりたまえ。それでじゅうぶんだ)

きゅうりが苦い? 捨て給え。道に茨が? よけて通り給え。それで十分だ

(ぎゃっきょうはわたしのがいぶにあったのではなくて、ないぶに、わたしのおもいこみのうちにあったのだ)

逆境は私の外部にあったのではなくて、内部に、私の思い込みの内にあったのだ

(きみはよいことをしたのに、それいじょうのなにをなおほっするのか)

君は善いことをしたのに、それ以上の何をなお欲するのか

(これいじょう、よいひととはどのようなものかをぎろんするな。むしろそのようなものであれ)

これ以上、善い人とはどのような者かを議論するな。むしろそのような者であれ

(きみじしんもるいじのどんなあやまちをおかしているかをはんせいせよ)

君自身も類似のどんな過ちを犯しているかを反省せよ

(きみがばんぶつをさけたりおいもとめたりするしかたはそれらがえいえんにそんざいするかのようだ)

君が万物を避けたり追い求めたりする仕方はそれらが永遠に存在するかのようだ

(きみはじぶんがやむをえぬじじょうによってさまたげられているというこうじつをもうけてはならぬ)

君は自分がやむをえぬ事情によって妨げられているという口実を設けてはならぬ

(じぶんがむすぶみをじぶんでしゅうかくする)

自分が結ぶ実を自分で収穫する

(きみのいしをごうだつできるものはいない)

君の意志を強奪できる者はいない

(きみがそのたっせいをぜつぼうしているほどのなんぎょうでも、とにかくそれをれんしゅうせよ)

君がその達成を絶望しているほどの難行でも、とにかくそれを練習せよ

(すべてのものがきみのおもいこみであり、そしておもいこみはきみしだいであるとめいきせよ)

すべてのものが君の思い込みであり、そして思い込みは君次第であると銘記せよ

(おもいこみをそとへほうりだしたまえ。そうすれば、きみはすくわれているのだ。)

思い込みを外へ放り出し給え。そうすれば、君は救われているのだ。

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