友達

(しんでもいえねえ)

死んでも言えねえ

(まいめんやほーみーくそくらえ)

マイメンやホーミーくそくらえ

(おれはなかよしこよしってのがだいきらいだから)

俺は仲良しこよしってのが大嫌いだから

(ともだちなんてものはいらないんだ)

友達なんてものはいらないんだ

(なんですなおになれない)

なんで素直になれない

(だっせえところをかくしてんのはおれだよな)

だっせえところを隠してんのは俺だよな

(はらをかかえてわらったのはいつだっけ)

腹を抱えて笑ったのはいつだっけ

(ほんとうはほしいなあ)

本当は欲しいなあ

(ｃａからもらうひえたりんごじゅーす)

CAからもらう冷えたリンゴジュース

(のみながらひこうきにゆられかんがえる)

飲みながら飛行機に揺られ考える

(びんぼうってのはかねのないやつのことじゃない)

貧乏ってのは金のない奴のことじゃない

(おおくをひつようとするよくぶかいやつだ)

多くを必要とする欲深い奴だ

(くらぶであまったのみかけのさけあつめ)

クラブで余った飲みかけの酒集め

(くそまずいのになんだかちょーうまくて)

クソまずいのになんだかちょー旨くて

(さいふのこぜにすらもぜんいんでたして)

財布の小銭すらも全員で足して

(しょうちゅうのろっくをうばいあいそうだつせん)

焼酎のロックを奪い合い争奪戦

(かねもねえやつがだれよりわらってる)

金もねえ奴が誰より笑ってる

(そこにいるおれもすこしだけわらえてる)

そこにいる俺も少しだけ笑えてる

(ありがとうただそれをいいたくて)

ありがとうただそれを言いたくて

(かえりのびんでそっこうかきなぐったよ)

帰りの便で即行書きなぐったよ

(なあこっちではあいかわらずこどくだ)

なあこっちでは相変わらず孤独だ

(もうちょっとまえに)

もうちょっと前に

(このかんじょうをしっとけばかわれたかなあ)

この感情を知っとけば変われたかなあ

(ひきつってでもわらえたらなあ)

引きつってでも笑えたらなあ

(しねないりゆうがまたひとつふえた)

死ねない理由がまた一つ増えた

(じごくでかえすよあんときのつけは)

地獄で返すよあんときのツケは

(いつかみつけたゆめはすてれない)

いつか見つけた夢は捨てれない

(ってかなうまでははらがへってんだ)

って叶うまでは腹が減ってんだ

(おもいことばよりもおもいのことば)

重い言葉よりも想いの言葉

(いまさらまなぶおれはおそいのかもな)

今更学ぶ俺は遅いのかもな

(まだいまはぜんいんのしあわせをねがえるほど)

まだ今は全員の幸せを願えるほど

(よゆうなんてのはねえが)

余裕なんてのはねえが

(ちーぷなでぃすからうまれるものはなんだ)

チープなディスから生まれるものはなんだ

(なかゆびをたてたってのこりのゆびはうつむいてる)

中指を立てたって残りの指は俯いてる

(そうきづかされたんだ)

そう気づかされたんだ

(それでもおれはたたかうってきめたのさ)

それでも俺は戦うって決めたのさ

(ひととのふれあいをさけてきたおれが)

人との触れ合いを避けてきた俺が

(それぞれのぬくもったてのひらにふれる)

それぞれの温もった手の平に触れる

(いやなことからめをそむけてきたおれが)

嫌なことから目を背けてきた俺が

(すてーじからおまえらのめをみてうたう)

ステージからお前らの目を見て歌う

(ここまでやってきたことはせいかいじゃねえ)

ここまでやってきたことは正解じゃねえ

(だけれどもけっしてまちがいでもねえんだ)

だけれども決して間違いでもねえんだ

(２６ねんからにこもってきたおれが)

26年殻にこもってきた俺が

(たったいちにちでぬくもりをおそわった)

たった一日で温もりを教わった

(かいわしたこともましてや)

会話したこともましてや

(みたこともねえやつに)

見たこともねえ奴に

(ことばでつたえられるんだぜ)

言葉で伝えられるんだぜ

(なにがｈｉｐｈｏｐかはしらねえ)

何がHip Hopかは知らねえ

(ただおんがくってさいこうやね)

ただ音楽って最高やね