ガラスのブルース

(がらすのめをしたねこはうたうよ)

ガラスの眼をした猫は唄うよ

(おおきなこえでりんりんと)

大きな声で　りんりんと

(がらすのめをしたねこはうたうよ)

ガラスの眼をした猫は唄うよ

(かぜにひげをゆらしりんりんと)

風にヒゲをゆらし　りんりんと

(こえがかれたならかわにいこう)

声が枯れたなら川に行こう

(みずにうつるかおをなめてやろう)

水に写る顔をなめてやろう

(きのうよりましなめしがくえたなら)

昨日よりマシな飯が喰えたなら

(きょうはいいひだったとそらをみあげてわらいとばしてやる)

今日はいい日だったと　空を見上げて笑いとばしてやる

(ああぼくはいつもせいいっぱいうたをうたう)

ああ　僕はいつも　精いっぱい歌を唄う

(ああぼくはいつもちからづよくいきているよ)

ああ　僕はいつも　力強く生きているよ

(がらすのめをしたねこはうたうよ)

ガラスの眼をした猫は唄うよ

(おなかがすいてもりんりんと)

お腹が空いても　りんりんと

(がらすのめをしたねこはうたうよ)

ガラスの眼をした猫は唄うよ

(いきてるしょうこをりんりんと)

生きてる証拠を　りんりんと

(がらすのめをしたねこはうたうよ)

ガラスの眼をした猫は唄うよ

(みじかいいのちをりんりんと)

短い命を　りんりんと

(がらすのめをしたねこはうたうよ)

ガラスの眼をした猫は唄うよ

(たいせつないまをりんりんと)

大切な今を　りんりんと

(うまれてきたことにいみがあるのさ)

生まれて来た事に意味があるのさ

(いちびょうもむだにしちゃいけないよ)

一秒も無駄にしちゃいけないよ

(あらしがこようがあめがふろうが)

嵐が来ようが　雨が降ろうが

(いつでもぜんりょくでそらをみあげてわらいとばしてやる)

いつでも全力で　空を見上げて笑いとばしてやる

(ああぼくはいつかそらにきらめくほしになる)

ああ　僕はいつか　空にきらめく星になる

(ああそのひまでせいいっぱいうたをうたう)

ああ　その日まで　精いっぱい歌を唄う

(こえがかれたならかわにいこう)

声が枯れたなら川に行こう

(みずにうつるかおをなめてやろう)

水に写る顔をなめてやろう

(うまれてきたことにいみがあるのさ)

生まれて来た事に意味があるのさ

(いちびょうもむだにしちゃいけない)

一秒も無駄にしちゃイケナイ

(だからぼくはうたをうたうよ)

だから僕は歌を唄うよ

(ぼくはいつもうたをうたうよ)

僕はいつも歌を唄うよ

(ぼくはいつもうたをうたうよ)

僕はいつも歌を唄うよ

(ぼくはいまをさけぶよ)

ボクはイマをサケブよ

(がらすのめをもつねこはほしになったよ)

ガラスの眼を持つ猫は星になったよ

(おおきなこえもとまったよ)

大きな声も止まったよ

(いのちのかけらももやしつくしてしまったね)

命のカケラも燃やし尽くしてしまったね

(とくいのぶるーすもきけないね)

得意のブルースも聴けないね

(だけどおまえのそのぶるーすは)

だけどオマエのそのブルースは

(みんなのこころのなかにきざまれた)

皆の心の中に刻まれた

(これからつらいことがもしあったならみんなはうたいだす)

これからツライ事がもしあったなら　皆は唄いだす

(がらすのめをもつねこをおもいだして)

ガラスの眼を持つ　猫を思い出して

(そらをみあげてがらすのぶるーすを)

空を見上げて　ガラスのブルースを

(ああぼくはいつもせいいっぱいうたをうたう)

ああ　僕はいつも　精いっぱい歌を唄う

(ああぼくはいつもちからづよくいきているよ)

ああ　僕はいつも　力強く生きているよ

(ああぼくのまえにくらやみがたちこめても)

ああ　僕の前に　クラヤミがたちこめても

(ああぼくはいつもせいいっぱいうたをうたう)

ああ　僕はいつも　精いっぱい歌を唄う