声

(まくらをかかえないたひびはもうとおいひのゆめのなか)

枕を抱え泣いた日々はもう　遠い日の夢の中

(ときはたちひとのなみにおぼれかれてゆくかんじょうよ)

時は経ち　人の波に溺れ　枯れてゆく感情よ

(かたちのあるものしかしんじないさめためのわたしでも)

形のあるものしか信じない　冷めた目の私でも

(かたちのないものをいつのひか)

形のないものを　いつの日か

(だきしめてねむってた)

抱きしめて眠ってた

(こえにならないこえとことばにできないおもいを)

声にならない声と　言葉に出来ない想いを

(ひとつひとつひろって)

ひとつひとつ拾って

(あなたのそのむねになげつけられたなら)

あなたのその胸に　投げつけられたなら…

(わたしがいきていまもこうしてこえはりあげて)

私が生きて　今も　こうして声張り上げて

(きづいてくれないならそれでいいと)

気づいてくれないなら　それでいいと

(こなしてきたいのちでも)

こなしてきた命でも

(わたしはここにいるとかげはわたしをえがくの)

”私は此処にいる”と　影は私を描くの

(みつけてほしいなぞってほしい)

見つけてほしい　なぞってほしい

(ゆうひがしずむまえに)

夕日が沈む前に

(ひかりがやみにかってまいにちはまえむきにはじまるの)

光が闇に勝って　毎日は前向きに始まるの

(ゆめはよぞらにえがくだけでは)

夢は夜空に描くだけでは

(きえてしまうそういって)

消えてしまう　そう言って

(かなしすぎるえがおもうれしすぎてつたうなみだも)

悲しすぎる笑顔も　嬉しすぎて伝う涙も

(ひとつひとつかさねて)

ひとつひとつ重ねて

(あなたのそのむねにやきつけられたなら)

あなたのその胸に　焼きつけられたなら…

(わたしはいきたいいまもこうしてこえはりあげて)

私は生きたい　今も　こうして声張り上げて

(こみあげるおもいなら)

込み上げる想いなら

(きっといつかうけとめてくれるよって)

きっといつか　受け止めてくれるよって

(あなたのなかにわたしがいきてるとかんじたいの)

あなたの中に私が　生きてると感じたいの

(たとえわたしがあなたのせかいのけしきだったとしても)

たとえ私が　あなたの世界の景色だったとしても

(わたしがいきていつかこのこえだけがのこって)

私が生きて　いつか　この声だけが残って

(きづいてくれたひとが)

気づいてくれた人が

(あいをもとめだきしめてくれるのなら)

愛を求め　抱きしめてくれるのなら

(わたしはいきていきてこうしてこえはりあげて)

私は生きて生きて　こうして声張り上げて

(うたいつづけるもえつきるまで)

歌い続ける　燃え尽きるまで

(あなたへとつむいでゆく)

あなたへと紡いでゆく

(わたしはここにいるから)

私は此処にいるから