怪人Fと嘆きのオペラ2
1の続きの、エリックが代わりに歌うところから
5/9 音源出たので修正しました。
舞台と音源少し変わってる気がするのは私だけですか…??
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問題文
(きみのおかげだよきみのおかげではつぶたいがきまった)
「君のおかげだよ…!君のおかげで初舞台が決まった!!」
(それはおまえじしんがつかみとったけっかだ)
「それはお前自身が掴み取った結果だ」
(きみはほんとうにぼうれいなのか)
「君は本当に亡霊なのか?
(どうしてぼうれいになってまでうたいつづけている)
どうして亡霊になってまで歌い続けている?」
(とりつかれているのさおれはうたに)
「取り憑かれているのさ…俺は…歌に…」
(すてきですふぁんとむのひめられたかんじょうがこえだけでつたわってきます)
(素敵です!ファントムの秘められた感情が声だけで伝わってきます)
(いやいまのせりふはもっとせんさいにふくざつにひょうげんできたはずだ)
(いや、今のセリフはもっと繊細に、複雑に表現できたはずだ)
(がいさん)
(ガイさん)
(おどろいたぶたいのうえだとこころのうごきがふだんよりよくわかる)
(驚いた…舞台の上だと心の動きが普段よりよくわかる)
(もっとかんじてくださいおれたちとこのいたのうえで)
(もっと感じてください…俺たちと、この板の上で)
(きみのそんざいをしょうめいしたいもういちどぶたいでうたってみないか)
「君の存在を証明したい。もう一度舞台で歌ってみないか?
(きみはそのためにうたいつづけているんだろう)
君はそのために歌い続けているんだろう?」
(できるはずがないおれはただのかげぼうれいだ)
「できるはずがない。俺はただの影。亡霊だ」
(きょうのよるぼくのかわりにうたってほしいきみはぶたいにたつべきにんげんだ)
「今日の夜、僕の代わりに歌ってほしい。君は舞台に立つべき人間だ!」
(うたをうたをうたをうたをとどけたい)
歌を歌を歌を歌を届けたい
(とどけてほしいとどけてほしいとどけたいきみにきみがきみだから)
届けて欲しい届けて欲しい届けたい君に君が君だから
(そのうたをもっているのだから)
その歌を持っているのだから
(ぶらぼーだがいさん)
(ブラボーだ!ガイさん)
(まったくふれはばでかすぎだろ)
(全く振れ幅でかすぎだろ!)
(たすくうれしそうだね)
(丞、嬉しそうだね)
(わかるおれたちみんなあたらしいひょうげんがひろがってわくわくしてる)
(わかる、俺たちみんな新しい表現が広がってワクワクしてる)
(いまのがいさんのしばいをしとろんにもみてほしいな)
(今のガイさんの芝居をシトロンにもみて欲しいな)
(それからがいのおとうさんにもね)
(それからガイのお父さんにもね)
(あんなうたでぼくのしゅえんをつぶしにくるとはどういうつもりなんだ)
「あんな歌で僕の主演を潰しに来るとはどういうつもりなんだ!」
(そんなつもりはでもどうだったきょうのうたぼくは)
「そんなつもりは…でもどうだった今日の歌?僕は…」
(うたじたいのよしあしのはなしはしていないよ)
「歌自体の良し悪しの話はしていないよ!!
(きみをぶたいにすいせんしたのはまちがいだった)
君を舞台に推薦したのは間違いだった!!」
(わたしのぶたいをだいなしにしたつみはおもいぞかくごしておくんだな)
「私の舞台を台無しにした罪は重いぞ。覚悟しておくんだな」
(くりすあのうたはなんだ)
「クリス!あの歌はなんだ!」
(きいたからうるかれはぼうれいなんかじゃないじつざいしているんだ)
「聞いたかラウル!彼は亡霊なんかじゃない、実在しているんだ!」
(やつにかわりにうたわせたのかおれがききたいのはおまえの)
「奴に代わりに歌わせたのか…俺が聞きたいのはお前の」
(かれはぶたいにたたなきゃいけないそうおもっただけだよ)
「彼は舞台に立たなきゃいけない!…そう思っただけだよ…」
(くりすくんわるいことはいわないそのおとこが)
「クリスくん、悪いことは言わないその男が
(ぼうれいであれじつざいであれはなれたほうがいい)
亡霊であれ実在であれ離れた方がいい」
(ふぃるさんかれのうたは)
「フィルさん…彼の歌は」
(かれのうたがすばらしいことはしっているおれはだれよりしっているよ)
「彼の歌が素晴らしいことは知っている。俺は、誰より知っているよ」
(にいさん)
「兄さん…?」
(くりすさんこちらふぁんのかたからです)
「クリスさん!こちら、ファンの方からです」
(わあありがとうなんだなかでなにかうごいているような)
「わあ、ありがとう。…なんだ?中で何か動いているような…」
(あけるな)
「開けるな!!」
(にいさんなにを)
「兄さん何を…!」
(みてみろ)
「見てみろ」
(うわあ)
「うわあ!」
(どくぐもだふよういにあけていたらささっていた)
「毒蜘蛛だ。不用意に開けていたら刺さっていた」
(いやがらせかだれがいくらなんでもたちがわるすぎる)
「嫌がらせか?誰が…いくらなんでもタチが悪すぎる!!」
(ふぁんとむうたったそのひから)
ファントム歌ったその日から
(ふかしぎじけんがくりすをおそう)
不可思議事件がクリスを襲う
(どくまとうくも)
毒纏う蜘蛛
(のどをやくさん)
喉を焼く酸
(てあしさくろーぶ)
手足裂くローブ
(みみくるわせるはなたば)
耳狂わせる花束
(あくいやみとしてひかりをつつみ)
悪意闇として光を包み
(しずかにそこにあこがれることもゆるさない)
静かにそこに憧れることも許さない
(ゆるさないじごくのそこから)
許さない 地獄の底から
(ゆるさないふくしゅうしてやる)
許さない 復習してやる
(ぼうれいよきみはどこへきかせてくれ)
亡霊よ君はどこへ聞かせてくれ
(きみのうたを)
君の歌を
(ふぁんとむにはあっていない)
ファントムには会っていない
(あれからうたをおそわることもない)
あれから歌を教わることもない
(つづくぶたいあまくふかいせんりつ)
続く舞台甘く深い旋律
(こがれみごとなありあ)
焦がれ見事なアリア
(うたえよああてんごくのしらべ)
歌えよ嗚呼天国の調べ
(まだまざらないでゅえっと)
まだ混ざらないデュエット
(おごそかなひかりへのあこがれ)
厳かな 光への憧れ
(さんぜんたるほのおのゆらぎ)
燦然たる 炎の揺らぎ
(こよいこのばしょでこのばしょで)
今宵この場所でこの場所で
(あなたへとあなたへと)
貴方へと貴方へと
(かいじんふぁんとむとなげきのおぺら)
怪人ファントムと嘆きのオペラ
(あぶない)
「危ない!!!!」
(しゃんでりあいったいだれが)
「シャンデリア…一体誰が!?」
(ねらわれたのはくりすくんか)
「狙われたのはクリスくんか!」
(おまえなぜ)
「お前!なぜ…」
(りちゃーどこのおとこをけしてもおまえのとびらはきえないぞ)
「リチャード!この男を消してもお前の扉は消えないぞ!!」
(なにをいっているぼうれいめ)
「何を言っている…亡霊め!」
(そうさぼうれいさおまえにふくしゅうするためにじごくのそこからもどってきた)
「そうさ亡霊さ!お前に復習するために地獄の底から戻ってきた!!
(のがれられるとおもうな)
逃れられると思うな!!!」
(なにをしているはやくまくをおろせしんにゅうしゃをつかまえろ)
「何をしている!早く幕を下ろせ!侵入者を捕まえろ!!」
(ふぁんとむふぁんとむ)
「ファントム…!!ファントムー!!」
(りちゃーどさんくりすへのいやがらせをやめてください)
「リチャードさん!!クリスへの嫌がらせをやめてください」
(なにをいっているわたしじゃない)
「何を言っている私じゃない。
(あのぼうれいのしわざだろう)
あの亡霊の仕業だろう」
(ぼくはかれとうたでしょうぶしたいんだ)
「僕は彼と歌で勝負したいんだ!!
(はじめからずっと)
初めから…ずっと!!」
(おやのいこうでおぺらざにかかえてもらっているだけのこぞうが)
「親の意向でオペラ座に抱えて貰っているだけの小僧が!!
(このわたしにいけんするな)
この私に意見するな!!!」
(だからだよりちゃーどさん)
「だからだよリチャードさん…
(ぶたいのうえでならぼくはぼくでしかないだろう)
舞台の上でなら僕は僕でしかないだろう!」